2011/03/31

...さらっと読むだけなら。難しい本の後にどうぞ

『勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」』勝間和代⑨藤巻幸夫
[25/65]BookOff
Amazon ★★★☆☆
K-amazon ★★☆☆☆

NHK番組で進行役の著者二人が、その仕事哲学的なものも含めてぶつけ合う、という内容。勝間さんは前に何度も読んでいるし、その読みやすさを熟知、そしてその内容の「表面的」であることも。一方、藤巻さんはそのお名前はもちろん存じ上げていたけれども、著作を読むのは初めて。期待あり。お互いの仕事観、経歴、メッセージを伝えるコーナーと、最後は二人の対談、という極めてセオリー展開だが、その内容も、「極めてセオリー」であった。この本だけでは(初めて読んだ)藤巻さんの仕事観や、どれくらいすごい人なのか、というのは全く伝わってきません。勝間さんは、若干もはや言いつくされているフレームワーク的なものを相変わらず話している...という内容では盛り上がりも感じられず、いつのまにか読み終わってしまった、そんなレベルでした。
非常に残念。お二人がこの日本の若者、日本の女性をもっと「元気に」なるような活動を行っていることは素晴らしいと思うし、自分も年齢的には、そういう立場にならなくてはいけない、というところに差し掛かっている、という意識はある。それだけに、自分たちの世代の代表として著者たちのアクティブティ、パフォーマンスはもっと理解されるべきだと思う。その「認知拡大、ブランド拡大」は大事だと思うので、この本のような啓蒙活動ではなく、もっと違う方法が取られるべきだと思う。この本ではそれに寄与する度合いが少ないですよ、もったいないです。
おそらくは、若い人たち、管理職候補の人たちだけではなく、その上の世代にもメッセージを出している本であるべきで、そして番組であるべきなのだろうと思うけれども、その番組を見ようとはまったく動機づけされなかった。 う~ん、企画の問題なのかな...

勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」~自分ブランドで課題克服(NHK出版生活人新書)

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