- 仕事で成長し続ける52の法則
- 発売日: 2011/05/03
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K-amazon ★★★★☆
和田裕美さんといえば、「英会話教材」のイメージが強い(というかそれしかない...)けど、特別な才能、というよりは現場で前向きに取り組み「続ける」ことで成功をなし得た方、という印象が強い。故にこのタイトルにあるような「ハウツー」はちょっと違和感があったが...読んでみてハラに落ちる。よくもわるくも「ハウツー」ではない。「法則」とあるけれども、著者ご自身がこれまでやってこられた「姿勢」のようなものが書いてある「だけ」。「だけ」ではあるけれども、いわゆるコンサル先生の書くものとは全く異なり、現場の空気が満ち満ちていて、結局は「やるしかない」ということが伝わってくる。
「効率的ではなくとも、動いてみること」
「相手を好きになること」
「地位が人を育てること」
まさに「現場」ですね。奥ゆかしく「自分はスペシャルな人間ではない」的な表現をされているが、失礼ながら、おそらくそれほど器用な方ではないのだろう。けれども、著者自身の指針である「陽転思考」、つまりは、物事を二つの側面から見る、ということを貫いている姿勢こそが成功の秘訣だろうと思う。タイトルに「成功」ではなく「成長」とあるのも著者らしいかも。「成長」こそが「成功」につながる、つながらなくとも「成長」は大事なポイントであるし。「成功」を求めても駄目で、また「成長」の前提としては、「変化」「行動」が必要であることも、この本から読みとれる。
著者自身が「働いている自分が好きだ」ということを言っているけれども、おそらくは「ニンベン」を取った「動いている...」が好きなのだろう。まずは「動くこと」が大事なのは、どこでも書かれていることだけど、実際にそうしてきている著者が言う言葉には重みがある。
本、映画など「私を成長に導いた7つのアイテム」は、勝間さんっぽくて、あまり参考にならないけれど...「陽転コミュニケーション」は興味津津。有料メルマガ(?)に登録してみよっかなあ。
正直、「この本で初めて知った!」ということはないけれども、同じ言葉でも「伝わる」かどうかが大事であることを実感。本質的なことをわかりやすく「伝える」ということは、別にビジネス書に限らず、まさに「本質」だよねー。
【ことば】とにかく仕事を詰め込めるだけ詰め込んで、なんとかこなす...
「時間管理」の法則。メモのテクニックなどではなく、「チカラワザ」できました。ここだけ抜き出すと、「何も買った本でいうことじゃ...」という気持ちにもなりがちですが、これは「本質」なんです。制限があったり、テクニックがないと、そこから生み出されるものがありますからね。こういうコラム、好きですねー
仕事で成長し続ける52の法則
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