- 日本でいちばん大切にしたい会社
- 発売日: 2008/03/21
[6/90]Library
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★★☆
すでに読んだ方から「いいよお~」って言われている本。以前に『世界一誇りにしたい会社』っていう本を読んでいるんだけど、こっちが原点。いわゆる「ビジネス」とくに「経営」に関する本でよく言われている「社員満足」とか、コンサルのセンセがいうと「キレイごと」にしか聞こえないけれど、実際に、ホントにそういう気持ちで動いている会社があることに驚愕する。
障害者を雇用し続ける、困っている人たち一人ひとりへの商品を作る、創業時の思いを持ち続ける...口で言うほど簡単ではないことを「続けて」いる会社がここにある。著者が冒頭であげている「社員の幸せ」というのは、以前自分でも共感したけれども、この気持ちを持ち続けることだけでも難しいのが現実だったりする。本を読んで共感しても、結局目先の数字、これにとらわれてしまう自分がいる。
恥ずかしいですね。自分の価値がどこにあるのか、自分はどのようにして生をうけた社会に何を返していくのか。経営者としての経験はないけれども、年齢的にも「自分がどう」ということから「周りの人がどう」というところに視点が変わりつつあるのは自覚できる。が、足りないね。だって実践している会社が実際にあるんだから。
地域貢献や、社会貢献、これらを本気で考えること、そしてなによりもキーワードは「継続」だと強く感じる。創業時にはそれぞれの社長が「本気」だったはず。それを「続ける」ことができるかどうか。自分に足りないものが見つかる。「売上は後からついてくる」って(それこそ)キレイごとを言うことは簡単。その姿勢を貫くことが難しい。難しいけれども、その高い壁を越えなければ、本当の「価値」が生まれてこない。
会社って...働くって...という根本的なことに対して、根本的な姿勢を問いなおすことのきっかけを与えてくれる本です。書いていないけれど、創業者、社長は、誰よりも先頭に立って、想像を絶するような「努力」をしてきているんだろう。その努力ができるのは...「愛」ですね。社員に対して。社会に対して。これなくしては歩けない。
【ことば】お客様の喜ぶ姿を自分の目で確かめるのが、私たちの最大のモチベーションです。
あたりまえのように聞こえるけど、本質。そもそも「お客様の姿」を見失っている時がないですか?自分に問いかけてみる。
日本でいちばん大切にしたい会社
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