2009/05/30



[ウェブはバカと暇人のもの](56/Amazon)

AMAZON ★★★★
K-amazon ★★★★★

ネット関連の仕事をしている中で、ずーっと思ってた、潜在的に
あった「違和感」、これをはっきりくっきり言ってくれている。

ネットのヘビーユーザーは、バカと暇人である
ネットは「情報革命」の中心ではない。

インターネットに対する、過度な期待、=「ネットに出せば
それだけで世界が広がる」っていう幻想についてはもちろん
肌で感じている。

が、「これからはインターネット革命に乗らなければ企業の未来
はありえない」論に対する「企業はネットに期待しすぎては
いけない」という明確な論点は、気持ちのよいくらいスムースな意見。

つまりインターネットへの過度な期待。幻想。これを生むのはなぜか。
この本に書かれている答えがすべてを言い表している。

すなわち、
「みんなネットのことをよくわかっていない」
故に、過度な期待、または逆に「ヤミ社会」であるような言い方をする。

少なからずインターネットを使った商売の仕事をしている中で
著者の言っていること、伝えていることは、めちゃくちゃに響いた。

結論は、
インターネットだろうが、それを使うのは人間である以上、
「いい商品を、それを求めている層に、的確に伝える」
これにまさる勝ちパターンは存在しないってこと。
なんのツールを使おうが、どんな広告をだそうが、つまりは、
インターネットを使っているユーザーにメッセージを伝えること、が
重要かつ最低限やるべきことであり(そうでなければ「自己満足」で
終わってしまう)、それはネット通販だろうが、カタログ通販だろうが
店舗通販であろうが、なんらか変わることではない。

わかっているつもりですごしてきたが、あらためてこの本からの
メッセージで、それを考えさせられた。

タイミングもあるけど、今年読んだなかで、最高に面白かった。
間違いなく。
ネット関係の仕事をしている人は、絶対に読んだほうがいい。

・何か事件があるたびに出てくる「識者」の、『ネット社会の怖さ』
という発言に違和感を感じるひと
・自分とはなんら関係のない「事件」についての、書き込み・コメントを
見て、「こんな書き込みをする人はいったいどんな人なのか」と
感じるひと
・「インターネットユーザー」といっても、そうそう悪い人はいないだろう
と思っているひと
・商売の相手が、インターネットの「中」にいる、と思っているひと。
(ただしくは、インターネットの「先」ですよね)

かなりのおすすめ本です。


2009/05/29

久しぶりに「時間管理」系の本を購入。
本を読んで時間管理できるようになれば「セワナイ」けど、
なんらかきっかけになれば、程度は...

著者がイギリス人なので、また読むのに時間がかかりそうな...

2009/05/27



[言いたいことを「全部」言えるスキル](55/BookOff)

AMAZON ★★★★
K-amazon ★★★

もしかしたら...今後ヒトマエで話す機会が増えるかもしれない...
そんな状況の中で「このテ」の本を読んでみようかと思った。

そもそも「トークスキル」は本を読んで身につくものではない
(と思う)し、そんなに前もっての期待値は高くなかった。

で...よくも悪くも「期待通り」それほど(そちら方面では)参考に
ならず。どちらかというと著者の「履歴」であり、「スキル」の披露では
ない。「思い切って」「気持ちを切り替えて」レベルにとどまる。

本書の主題とは全く関連がないが、この一節は面白かった。

「...参加者が10人いても机は9人分しかない。新入社員のひとりは
たって仕事をする。辞めずに我慢した者が、脱落者の席を手に入れる。
席を手に入れたものは、それを奪われないように必死になる...」

「欧米式」は厳しいねー
でも「自らを高める意識のない人間はそこにいても無駄。」というドライな
スタンスは、ある意味必要な時代かもしれない。
意識のない部下をいつまでもそのままにしておく必要は全くないのだから...



2009/05/26


[ねじれ脳の行動経済学](54/Amazon)

AMAZON ★★★★★
K-amazon ★★★

物事を見る、考える、評価する、決断する...そのときに
どのような心理で、どんなバイアスがかかってしまうのか。

行動における「ねじれ」を、その事例とともに平易に解説。
とても読みやすい本でした。

・「松竹梅」の「竹」を選ぶ心理=フレーミング効果
・与えられた数値から推測の枠が固まってしまう=アンカリング
・「2年目のジンクス」は、「法則」といえるのか=ヒューリスティック

等々、
「あー、あるある」
「そっかー、そうだよなあ」
っていう感覚は、ある。

が、

「で?」

というのが印象。

決断、評価するときに、しらずしらずのうちにそんなバイアスが
かかってしまうので、「それがある」って前提で考えていけばよい、
のだろうけど、ちょっと「事例」と「効果の説明」に偏っていて、
「で、何をすれば?」という部分は、あまり書かれていない。

まあ、自分で考えろ、ってことだろうけど。

「行動経済学的な視点をもって人間の行動や世の中を観察すると
今までみえていなかったものがだんだんと見えてくる」
確かに。でも、ポイントはその「見えて」から先、のことなんだよなあ。




2009/05/25

(かなりの頻度で)参考に見ている書評ブログで
AMAZONの第一四半期ランキングを読んでみた。

...ほとんどが「モテ本」と呼ばれるカテゴリー。
この類はこれまでまったく考えていなかった(そんな
カテゴリーの存在すらしらず)。
この歳になって「実践」としては興味がないけど、
そんだけ売れてるのなら1冊読んでみたい...

ただ、最近はカバーをかけずに電車でも堂々と
読んでいるのだが、これらを読むときは「カバー」が
必要か...

2009/05/24

BookOffで「勝間本」を見つけた。久しぶりに。
前から「新刊」で買おうと思っていたので、ほぼ半額がうれしい...

最近は「ストック」(読み始める前)が常に5~6冊ある、つまり
買ってから読み始めるまでに1週間から10日くらいかかってしまう。
これによって「入手したときのモチベーション」が下がってしまうのかも。

もっと早く読めればいいんだけどね。

2009/05/23

これまで興味なかったけど「読書術・速読」の本を木曜から
読み始めた。
...途中挫折。途中で投げ出したのは1年ぶりくらいか...

「1冊10分で読める」
はやっぱり(自分では)現実的ではなかった、ようだ。


古本で「手当たり次第」は、選書に失敗するリスクもある、
ってことだよね。
まあ、仕方ない。次に進みます。


2009/05/22


[奇跡のリンゴ](53/RakutenBooks)

AMAZON ★★★★
K-amazon ★★★★★

「かっこいい...」
表紙の写真、リンゴ農家の木村さんを見て、本を読んだ後に
もう一度みて、心底そう思った。
リンゴ農業においては「ありえない」無農薬無肥料栽培に挑み、
周囲からの孤立、無収入、挫折、「死」まで考えた末に「答え」を見つける...

当然、本になっているくらいだから、最後には成功、という頭で
読み始めてたが、それでも感動、感動...

タイトルにある「奇跡」は、間違っていると思う。
木村さんは、執念、思いを少しも曲げず、何年も取り組んだ。挫折する
タイミングはいくらでもあったはず。「意地」でもあったと思う。

ただ、偶然にその「答え」を求めていたわけではなく、そこには(全て
失敗しているのかもしれないけど)「実験」があり、失敗しては次の「実験」が
あったはず。

常識にとらわれない「信念」を持ち続けることがどれほど難しいか...
周りの協力があったとしても、それにいつまで甘えてよいのか...
「普通」の生活をしている自分には想像もつかないくらいの葛藤、苦悩が
そこにはあったはず。
別の観点からみれば、それほどの「非常識」な信念も貫き、誰も考えもしないような
ことを達成するには、「想像もつかないくらいの」努力、苦労、時間が必要なの
だろうと思う。(それだけ努力、苦労しても、時間をかけても「成功」しないことの
方が多いんだろうけど)

素敵だな、と思ったのは、無農薬無肥料栽培が実現できたこと、だけではない。
彼が、何年もかけて、そして「死」を覚悟してまでも見つけたその「手法」を
求められれば誰にでも惜しげもなく教えている、ということ。
そして、その「奇跡のリンゴ」をできるだけ安く売る=できることならば日本中の人に
食べてもらいたい、と思っていること。

もちろん農業であっても、ビジネスであり、自分が生きていくための糧であるから
きれいごとで済む話ではない。
しかしながら、この本を読むだけでも、木村さんが語っている言葉に偽りはなく、
これを心底から言える、ということは素晴らしいことだと思う。

「私にできるのは、リンゴの木の手伝いをすることだけだ。」


いつも読んでいるようなビジネス本ではない。そこに今日から活かせるノウハウは
書いていなかった。そもそも自分の今の仕事とは対極にあるくらい離れている話である。
その「成功事例」というよりは、ひとりの男の、その不器用な、泥臭い話として、
ここ最近読んだ本の中でも、最も感銘を受けたもののひとつである。

いつかまた読み返してみたい。

この本は、同業のIさんから紹介をいただいた。ご紹介いただかなければおそらく
出会うことが、読むことがなかった本だと思う。
そんな「出会い」に感謝。





2009/05/21


以前「欲しいものリスト」に入れた本を購入。
『600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス』
読んでみたい本はたくさんあるけど、今の仕事に直結するものを
選んでみた。
ちなみにこれを紹介していた「ブログ」が面白い。私も(ほぼ)毎日
読んでいる。
「読書」系のブログはここまでいかないとなあ、っていつも思う。
まだま遠い道だけど...

2009/05/19

[マイ・ゴール](52/AMAZON)

AMAZON ★★★★★
K-amazon ★★★★

「目標」を見つけ、それに向かって邁進する...
この手の本はたくさんでているが、本書はその「目標」を
示したノウハウ本ではなく、「どのように見つけるか」という
方法を示した本。

まずは「本当の自分を見つける」為に過去を棚卸しする。
思い通りにいかなかったことを思い出して悔やんだり、過去の
栄光にひたることではなく、過去の記憶を「現在の自分の」
解釈で整理し、自分を知る。これによって、「本当の目標」を
見つける。

巻末には、270にも及ぶ「質問集」が。これに答えていくことで
過去の棚卸しし、「本当の自分」を探していく。
まだ、この「質問」には着手していない。
他にはない論法で、「本当に?」という気持ちがないではないが、
読み進めるにしたがって、
「これ、やってみるべきだよね」
という気持ちになってきた。

まだ自分でも認識できていない「本当の自分」が存在するような
気がする。これによって「本当の目標」が見つければ、自分が
変われるかもしれない。

今は単に「仕事上の目標(数値)」であったり、漠然と「私生活の夢」
であったりはもっているが、果たしてそれが実現できたとき、
こころから喜べるのか?自分はそのためにがんばってきた、そのために
生きてきた、と心底思えるのだろうか?

「今」が間違っているとは思っていないし、思いたくもないけど、
それが「本当」かどうか、というのはまた別の話かもしれない。

週末にでも「質問集」に取り組んでみようと思う。

...久々の「外国のよみもの」で、相当時間がかかったが、それなりに
収穫はあったかと思う。
でも、しばらくは日本人の本を読もうと(強く)思っている...


2009/05/18

どうも最近「集中力の老化」が顕著である。
本を読むスピードが目に見えて落ちてきている。

「今読まなくったって...」とさえ思っちゃうときも...

いかんいかん。
集中集中。
「いい本に当たっていない」ではなくて、自分自身の
問題だね。

今朝は「無理やり」読んでみた。頭には残っていない...


2009/05/17

「週末の本」として、
リリーフランキー「東京タワー」を読み始めた。
もう4年前の本になるんだね...結構安い値段で
古本屋に並んでいた。
分厚いのでこれも相当時間かかるけど、ゆっくり
読んでいきたい。

しっかし...

特に週末ゆったくまったり読書しようとすると、その
2分後には目を閉じている...眠いなあ。

2009/05/15

いつも読んでいる「書評ブログ」で紹介されていた本が気になっている。

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス

今の仕事にドンピシャ。早速AMAZONほしいものリストに登録。

2009/05/14

約半年ぶりに、「アメリカ人が書いた」本に挑戦中。
どうも(先入観も多分にある)「外人の本は苦手」意識が
強く、前の2冊は途中挫折している...
ともに私の尊敬する方からの推薦で読み始めた本なのであるが...

例えば「事例」が外国のものである(当然だけど)と、
「日本とアメリカは違うよ」
とか思っちゃったりとか、
登場人物が外人であると、その名前を覚えきれなかったり、とか。

そういえば、子供のころに「アガサクリスティ」で挫折したこともあったなあ。


今度こそっ
多少時間はかかりそう。読むスピードが遅い...

2009/05/13

[ホスピタリティの教科書](51/Rental)

AMAZON 
K-amazon ★★★★

元リッツカールトン大阪支配人の本。
ホスピタリティ、CRMというと必ずといっていいほどでてくる
「リッツカールトン」。この本については、「リッツ」とはあまり
絡ませず、「ホスピタリティ」についての考え方が書いてある。

ホテル業界と、今自分のいる仕事とは直接結び付けられないが
「お客様」に対していることは全く同じであり、その考え方は
参考にすべし、という感。

普通のサービスをお客さまに提供できれば、満足を得られる。
しかし、「満足」はあっても「感動」はない。
「そこまでやるか」を実現できてはじめて、お金をもらうプロといえる。

...深いなあ。まさにその通り。

「効率」を求めること「だけ」がプロの仕事ではない。
改めて思い知る。

通販をやっていると、顧客が遠い存在に感じることが少なくないが、
まずはそこから意識を変えていかねばならない。

まだ形にはなっていないけど、なんとなくここに書かれている「マインド」
は理解したつもりだし、これを活かす手法はあると思う。



2009/05/12

[新しい戦略の教科書](50/BookOff)

AMAZON ★★★★
K-amaznon ★★★★

出だしの
「戦略とは現在地と目的地を結ぶルート」
「現在地は常に変化する。目的地は変化しない。ルートは現在地の
変化に応じて変化する」
で掴まれてしまった。シンプルだけど、これほど言い得ている表現は
ないのではにだろうか。これ故に、「まずは現在地を把握すること」が
重要であり、「目的地が近くなれば、不確定な要素が減り、ルート=戦略が
強固になる」。

途中「中だるみ」はあったものの(これは読んでいる私の「眠さ」要因が
大きいかもしれないが)、後半の
「熟達目標」というコラムもよかった。
これは、よい成績をとることに価値を置く「成績目標」に対する概念であり、
「以前できなかったことができるようになることに価値を置く」目標設定。

他の本同様に「目標設定の重要性」について書かれているが、この本では
その目標はあくまで「熟達目標」であり、単に「数値目標=成績目標」ではない。
トップからの「成績目標」を、いかに「熟達目標」に翻訳していくか。
この考え方には共感を感じる。

もうひとつ。
「新しいアイデアは、トレードオフを解消すべきポイントで求められる」
あー、そうだよね!闇雲に「アイデア、アイデア」というのも(もちろん)無駄では
ないけど、何のためのアイデアか、そのアイデアを実行することでどこに
行き着くことができるのか、考え方の基準をどこに置くか、その視野が広がった
だけでもとても価値を感じた。

もちろん実際の現場に活かすには、それ相応の時間、工数、努力が必要では
あるけど、当たり前のようであって、言われると「あーそーだそーだ」という
ことを頭に刻むことができたのは大きい。



2009/05/11

最大の読書タイム、朝の通勤電車の中。
しかしながら、今朝は熟睡...
前に読んだ本によるところの「気力の老化」か...
それとも単に(肉体的な)疲れか。
けして(今読んでいる)本がつまらないから、ではないんだけど、
今日は耐えられなかった...反省。

2009/05/10

[姫椿](49/Library)

AMAZON ★★★★
K-amazon ★★★★

久しぶりの浅田次郎。
仕事のことばかり考えている「日常」から一歩だけ距離をおくことが
できた、そんな読後感。つまり、読んでいると「非日常」に自分を
おくことができたような...

「暖かい」話。
「意外な」話。

その表現方法とか(直接本人の話ではなく、間接的な表現になっている)、
話の展開(ちょっと「その偶然はできすぎでしょう」、とかあるけど、それもまた
「気持ちいい」)とか、すべてが読んでいて気持ちいい。

一瞬ではあるけど、なんだか「ホッとした」気分になれた。

個人的には「トラブル・メーカー」の意外性がすごく面白かった。

週末に読むには、まさに適した本だと思う。







2009/05/08

[小さな会社のブランド戦略](48/AMAZON)

AMAZON ★★★★
K-amazon ★★★★


「小さな会社やお見せを、キラリと光る存在にするためのブランド戦略」
というコンセプト。非常に読みやすく、1日半ほどの所要時間。
どちらかというと「起業」するときの心得、みたいなイメージもあるが、
読んでいる途中、よりも読後にそのコンセプトが染み渡ってきた感がある。

「ブランドを確率して、『幸せに』仕事をしているヒトは、金のことばかりに
執着していない」
う~ん、確かにそうかも。

「業界の。こんなところを変えていきたい」
「社会に存在する、あの問題を解決したい」
うわっ、でかいな...

読む進める中で、先日話をした某化粧品通販会社の方の顔が浮かんだ。
まさに、「楽しく幸せに」仕事をしていて、「業界を変える」ことを考え、
即ち「やさしい会社」になっていて(外から見た限りでは、だけど)、
「考え方が根本的に違う...」とある種カルチャーショックを受けたところであり、
この本に書かれていること(それは読んだだけでは「絵空事」に思えるような)
を実践されている方。

もちろん「楽しい」ことはアタマにはあるが、それよりも「数字」、つまり明日の数字、
今日の数字を追い求めている自分にとって、衝撃的な出来事だったのだが、
この本でそれをさらに助長された感じ。

ここに書かれている、
「喜んでいただくことが仕事」という考え方を心底からできるか。
これができて、
「笑顔で楽しく仕事をする」
「スタッフのブランド力を高める」
そして
「生き方と働き方が一致する」
という理想形に近づくんだろうなあ...

まだ遠い存在かもしれないけど、なんとなく考えてみよう。
「かっこいい」大人になるために。



2009/05/07

結構溜まってきた(今読書中2冊+未読6冊)ので、今週は
「買い物」をやめようと思っていたが、
軽い気持ちでAMAZONに行ったのが運のつき。
結局また買ってしまった...
「1日2冊」のI氏は、どのような読み方をしているのだろう...
早く追いつかなくては...

2009/05/06

[40代からの勉強法](47/AMAZON)

Amazon ★★★
K-amazon ★★★★

精神科医・和田秀樹さんの著書2冊目。タイトルに惹かれて
買ってみた。

冒頭から、
・40代以降は「感情の老化」は避けられない
・脳機能の衰えを自覚すべし
・脳の老化のサインに注意しよう

あー、やっぱり「老い」は避けられないなあ...
と再認識しつつ...

若干途中は、モチベーションマネージメント論や、教育論に
話がそれてしまったが、全体の内容としては、結構面白く
読めた。

「老化」を自覚した上で、到達可能な目標を設定しつつ、
「継続」を意識して、勉強や新しい仕事に取り組むべし。

いわれてみれば「そうだよね」ということであり、また特別に
目新しい内容ではないかもしれないが、「40代」だけに向けた
本書だからこその説得力もあり、新しいことに取り組む意欲が
沸いてきた。

もともと、(もしかしたら一般に比べて「成長」が遅いのかもしれない)
40を過ぎてからさらに、「知識欲」「勉強したい気持ち」が高まって
きている自覚がある。ただ、それが「継続」するためにかなりの
努力が必要になっている感覚もある...

ポイントのひとつに挙げられている「意識・環境・仲間作り」については
確かに「そのとおり」というところもあり、
「同じ目標を共有できる仲間をひとりでもつくること」
「高いレベルの仲間がいる環境に身を置く」
等々、今の環境を多少抜け出す必要があるかもしれないが、
「ほかの人に影響を与えるべく、まず自分で勉強を始める」
方法も紹介されている。

「老い」を意識したくなくて、本を読み始めたが、
今後は意識して、意識をもって進めてみようと思う。

「若い人よりも、人生経験や知恵も豊かな40代は、意外に負けない」
という本書の教えを信じて...












2009/05/05

「GW中に巻き返し」の掛け声むなしく、ほぼ進捗なし...

この「ブログ」については、(公にできるようなシロモノではないので)
「関係者」にしか知らせていないが、意外にも、検索(Google)からの
流入が、「9件」になっていた。
いい加減なこと、書けないねー。

立派な書評は無理ですが、かなり偏った「感想」をこれからも
書いていこうと思います。


2009/05/04

新聞をゆっくり読む時間
記事は別として、やはり広告が気になる。
本の広告も結構多いね。

気になったの新刊は、(読売朝刊の広告より)
『統計思考力』
『マインドマップ資格試験勉強法』
『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』

広告は、さすがに目を引くものになっているなあ。
今は、実は9冊(これから読む本が)溜まってるから
当分買わないけど...
Amazonウィッシュリストに入れておこう。

2009/05/03

BookOffでリリーフランキーの[東京タワー]を買い、図書館で
[浅田次郎]を借りた。
休みの日に、所謂「ビジネス本」を読むのは、やっぱりなにか
「合わない」気がする。すぐに眠くなるし...

Offの時間に読むのは、別のカテゴリーにしよう。
さっそく今日から始めてみます。

2009/05/01

[弱者の戦略](46/AMAZON)

AMAZON ★★★★★
K-amazon ★★★

「Amazonランキング1位!」とか、かなり評判が高い本。
が、個人的には、「それほどでも...」という感じがした。
前半部は、(大手ではない)「弱者」が何を狙っていくのか、という戦略、
後半部は、著者の「どん底から這い上がってきた実話」という構成だが、
どちらかといえば、後半が面白い。

何をやっても続かず、ウツ状態にもなり、宗教にも走った著者が、44歳にして
「天職」に出会う、というストーリー。
考えられないほどの人生を送っている著者だからこそ、「夢を持つべし」という
メッセージが響く。

「夢が叶わないのは、夢を忘れるから。」

自分の夢はなんだろう。
ここでは「発表」しないが、確かにある。しかし忘れるときも、ある。

考えてみれば、5年前の自分は、かなり「下」にいた気がする。そこから
今の状態になったのは、「夢」が原動力だったのか...

「自分のありのままを出す、その姿をさらけ出す」
いすを叩き壊すこともあるという著者のセミナーは是非一度聞いてみたい。

「44歳天職説」(44歳で「天職」が見つかる)には、数年後の自分を期待。
それまでに見つけられたら、もっといいんだけどね。
偶然でこれが見つかるわけでもなく、やはり著者のいう「1点集中」で努力
するからこそ、そこにたどり着く、というのは事実だと思う。

「残り時間」を意識するようになってから、自分が変わり始めている実感を
持っている。もう少し早く見つかるかもしれない。





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