2011/05/27

「すごい!」のはどの部分だったのだろう...

『すごい!自己啓発』岡崎太郎
[17/101]Library
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆


実際に現場でパフォーマンスを出した経験のある通販コンサルの本。その世界では「すごい!」人みたい。(通販という意味で)同じ業界にいるけれども、あまり意識したことはありません。通販成功に関する著書もいくつか出されていらっしゃるようですが、その内容がどのようなものかはわかりません。この本は「通販」ではなくて、タイトルに示されているように「自己啓発」です。
・40歳からでも遅くない
・会社組織に縛られた生き方でよいのか
・「最悪の最悪」を想定したうえでチャレンジすればよい
等々、コンサルタントっぽい内容になっています。年功序列が崩れた現代における「働き方」、それに伴って、「自分」をどのように方向付けするか。現代の、そしてこれからの、働き方、生き方に対する提言。
が、残念ながら私自身の読解力が低レベルであることで、著者が何を一番言いたいのか、よくわかりませんでした。深読みできませんでした。「40歳では遅すぎる...そんなことは絶対ない」と、勇気づけれれるお言葉をいただいていますが、「年功序列が崩れた今は、35歳でピークに持っていくべし」みたいなことも...「最悪の最悪を想定」、たとえば「会社を辞める」という選択肢を持っていれば、「会社に残る」前提で考える場合よりも、柔軟な発想が生まれる...そうなのかなあ。確かに「腹は据わる」と思うけど、自暴自棄にならないような精神を持つことがポイントではないかなあ。そんな精神を持っている人は敢えて「会社を辞める」選択肢を意識する必要もないような...60歳引退以降のことを考えての「資産運用」の箇所も不明だった。んー、故に貯金しましょう、ってことかな。
「会社を辞める」選択肢を持つことは、同時に「会社を辞めない」選択肢をも持つことだと理解する。「枠」があると自由なアクティビティに制限が入る、というのは確かにあるけれども、会社を辞めたって「枠」は存在するわけで、縛りの中でどうパフォーマンスを出すか、それから枠のそもそもの意味、というのを見つける、そんな流れだと思いますよ。自分自身の位置づけ、立ち位置を明確にして、(大げさにいえば)「この世に生を受けた意味、それに対する貢献」というイメージを持てば、すなわち「自己啓発」ではないかな、って。「すご」くはないかもしれないけど、環境とうまくバランスを取るのも能力だし、生き方だし、自己啓発にもつながる。はず。

【ことば】...幸せっていうのは、自分と他者の間、または社会に対して心が開いている状態...

「ハッピー」を中国語では、「開心」と書くそうです。なんか深みのある言葉ですよね。ちなみに「アンハッピー」は「閉心」。心を開いてすべての事物に接すること。「挨拶」にもつながる感じですね。

すごい!自己啓発---「夢」をバージョンアップしろ!

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