2011/03/16

「運」は大事、でも「土台」は必要だろうなあ

『ダメなときほど運はたまる』萩本欽一
[14/54]bk1
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★★☆

欽ちゃんである。「視聴率100%男」-見てたなあ、欽ドン、欽どこ、欽曜日...今の感覚からいえば、「前時代的な」笑い、ということになるんだろう。あまり素性、というかテレビ以外の「素顔」って知らないし、そう、その時代は知る必要も、知ろうという感覚すら起きなかったんだよね。この本を読んで、自分のことはもちろん、奥さんや息子さん、「一般人」的なことが書かれていて、なんとなく違和感を感じたのはそこなんだね。でも、少しだけ近づいたような親近感、これまでテレビの彼との間で感じていた親近感とは別物だけど、それを感じることができたかもだ。
この本は、「運」と「言葉」について一貫して書かれている。「運」をためる、つかむ、使う。そのツールとしての「言葉」の大切さ。タイトルにあるように「ダメなときほど運はたまる」と考えれば、「次」のための助走であるという意識で乗り切れる。ただ、そこでヨコシマな考えを持つとその瞬間に(使わないうちに)運は逃げる。単に「たまる」だけじゃない、ってところが深みなんだよね。欽ちゃんのこれまでの活動を見てればわかるけど、「運」をためて使ってはいるけれど、その裏には「逃がさない」ような行動だったり、もっといえば運をつかむための行動を意識をもってしている、たとえば人にやさしくするとか、そういう「人間として」当たり前のことだ。この土台すらできていなくて(やろうとしないで)「運」はつかめるものではない。
本筋とは違うだろうけど、「石の上にも3年+運の活用2年」の計5年を一区切りとして行動する著者の意識は高い。「55号」もそう、「ゴールデンゴールズ」もそう。潔い、というかかっこいいです。ここにも「期間をきって」ということが読みとれますが、すべて行動で示している分、コンサル系ビジネス書とは厚みが何倍も違う。
...この本を買ってから読み始めるまでの間に、著者の相棒でありライバルでもあった坂上二郎さんが逝去されました。そして監督を務めた球団の本拠地がある茨城県も震災の被害にあって...「運」とは何ぞや、って気もするけれど、こんな時こそ「基本」の行動をすべきなんだと思う。運が「あそこにいきたい」と思ってくれるような人物になりたい。なろう。

ダメなときほど運はたまる ~だれでも「運のいい人」になれる50のヒント~ (廣済堂新書)

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