2011/03/22

読みやすいしアタマに入る。けど「小説」の域をでているかは...

『チーム・ダーウィン』熊平美香
[19/59]Library
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆

「寄せ集め」チームが、当初の「バラバラ」から「チーム」を作り上げるストーリー。リーダー格たる主人公及び、「コーチ」役、「真の」マネージャーが登場し、最後には「形」を作り上げていく...このストーリーを小説という形で表している。小説スタイル故のわかりやすさ、とっつきやすさ、は十分に機能を果たしていると思う。おそらくフツーに言葉にしたら、「一般的な」ハウツー本にすぎなくなって、正直面白くないだろうなあ、何も残らないだろうなあっていう印象はある。逆に、このスタイルをとることによって、「小説だから」ハッピーエンドの結末、残りページから見た展開が読めてしまう、という、「乾いた」印象もある。
要は、全体のチームの意義、進む方向、その中での自分の立位置、もっといえば存在意義、これらを考え直すにはいいテキストだと思う。そこからいかに深堀りするかは、本を離れて自分自身が、その環境の中で解を見出すしかないので、そのきっかけをつかむにはいい内容かとは思う。
もっと大きく出てしまえば、「仕事」だけじゃない。自分に何ができるんだろう、自分は何をするためにここにいるんだろう、っていう「考えること」を考える、そんなきっかけにすべき。
副題にある「学習する組織だけが生き残る」というのが非常に響く。学習、という単語の範囲は自分で決めていいと思うけれども、「変化」「進化」しないとチームは回らない。「変化」「進化」するチームにするためには、リーダーの存在は重要だ。直接に間接に、チームに対して何を植え付けていくのか、辛抱も必要、知識も必要、経験も必要、そして思い切りも必要だと思う。
「チームビルディグ」の本として読むよりは、自己啓発として、の方が、(間接的だけど)いいような気がする。この感覚は、ある程度の「経験」を経た者しか直接的に得られないかもしれないけれども、メンバーに伝えていくこと、これが重要だね。

チーム・ダーウィン 「学習する組織」だけが生き残る

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