- シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう
- 発売日: 2010/07
[13/53]BookOff
Amazon ★★★☆☆
K-amazon ★☆☆☆☆
新聞広告、出てましたねー。タイトルも興味深いし、期待値は高まってました。が、得てしてこの類は、「狙った」ものが多い、「薄い」ものが多いのも事実。『チーズはどこへ~』の流れで、この手の「薄本」は結構あるけれど、当たり外れが大きい(という個人的な印象)。
読み始める段階で、目次の段階で、「女性向け」であることが判明。化粧の仕方等々は個人的にはまったく不要...が、何か他に得るものはあるはずだ...という意気込みは、読み進めるにつれ見事に消え去っていきましたね。
タイトル通り、ですが、「シンプルに生きる」には、「モノを捨てる」「余計な人間関係は整理する」等々テクニック的な(テクニックにもならない)ことが続きます。「自分の人生の主人公になるべし」というテーマは、つい最近読んだ他の本(ピーターフランクル著)にもあったように、かなりの熱さで同意できるんだけど、「主人公になる」ことがどういうことなのか、そうなればどんなにいいことがあるのか、そんな「深み」がこの本にはなくて、単に「シンプルに~」という表面的な文章に終始します。
敢えてこの本を読む必要もない、と言えるくらい...普段まったく本を読まない人にとっては、とっつきやすい内容なのかもしれませんが、少なくとも世界各国でのベストセラー、というセールスコピーは自分としては消化しきれないなあ。
もしかしたら、読んだことすら忘れてしまって、もう一回買ってしまうかもしれない、そんな危険もあります。新聞広告には要注意、ですね...
シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう
0 件のコメント:
コメントを投稿