2010/08/27

「父」として、でなくとも読めますね


『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』G・キングスレイウォード
[22/144]bk1
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

もしかしたらかなり以前に読んだことがあるかもしれない...読んでいたとしたら、その時は「息子」の立場で読んでいただろうと思う。今、改めて読み始めるにあたり、今度は息子を持つ「父」として読むんだろうなあ...さにあらず。最初の方は確かにそんな気持ちだったけど、「息子」が(父親の会社に)就職して仕事に取り組んでいくなかで発生する「障壁」へのアドバイス、という「時間帯」に入ってくると、さすがにまだ幼い息子にイメージを重ねることはできず、自分もどちらかといえば「会社の上司」としての部下に対するアドバイス、というスタンスで読んでいる自分に気付いた(そして「上司」は、「父親」でもあるべし、というどこかの本で書いてあったことがなんとなくハラに落ちる)。
正直、その「手紙」の内容については、そもそも本にする、ということを念頭に置いていなかったこともあり、あまり直接的に響くものはなかった。けれどもそこはさすがに「息子あての手紙」であるだけに、その温かみ、愛情、それらが行間ににじみ出る。ここでは、「ビジネスマンの」という意味づけよりも、やっぱり「父子」という関係が深い。繰り返しになるけれども、親子でも職場関係でも「愛情」が大切、ということ。
レビューに書かれているような「涙する」ところまでは達せなかったけれど、「企業家」としての考え方、「幸せ」の捉え方、など、本質にせまる興味深い内容もなくはない。が、多少、「どっちつかず」という印象もあって、ビジネス関係のアドバイスなのか、親から子へ、なのか、「ど真ん中」というのも受け手による捉え方によって印象は変わるものだなあ、という思い。最高のビジネスの先輩、なのか、押しつけがましい親、なのか。
長く読まれている本は、やはりそれなりに面白い、重い。時間がたって自分の息子が「そういう」年代になったときにもう1回読んでみようかと(今は)思っている。多分捉え方がまた違ってくるだろう。

AMAZONで見る

0 件のコメント:

コメントを投稿

Twitter