2010/08/15

いいのかわるいのか...


『「情報創造」の技術』三浦展
[11/133]bk1
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

過去の出来事を振り返る「学者的」な見方ではなく、著者は現在から「未来」を見通す...そのための「情報創造」これを行うためのヒントを...という内容。情報とどうつきあっていくか、それをど取り扱うのか。ここだけ書きだすと、2冊前に読んだ『知的生産の技術』と変わらないのかもしれない。表向きは違う。例えば「読書」については相反する見解を書いているし、そもそも時代背景が異なるんで、まあどちらがいい、どちらが悪いの話ではないんだけど、なんとなくこの本の書き方、文体がところどころ、気になる箇所があり、「あーいい本だったなあ」という印象が薄れてしまった。
書かれているように、一定レベル(それも高い次元)の知識を元に、あふれんばかりの「情報」から取捨選択し、それを元にアウトプットを考えていく。情報を整理するのは、後にそれをベースに情報創造するための布石であり、そこまで考えた一連の流れの中で「整理」する。整理=目的ではない。所謂「マーケティング」については、事実を反対側から見る、つまり疑ってみる、ことも必要。アウトプットで「ストーリー」力を磨く。等々、、、断片的には非常に興味のある節が少なくない。でも、全般を通してみるとやっぱり「流れ」が詰まっているので読みにくいんだよねー。奇しくも著者自身が言っているように、「読書」は必要な箇所だけを読む、という説故か。「すべて読むべし」の梅棹先生の本は、流れがよかったものなあ。
「ライフスタイル」の見方、など非常に参考になる箇所あり、さすがマーケッターだと思う一方、以前のご自身の著書を何度も引き合いに出すなどの「商い」部分も見える。著者が言う「本を読むのはそこから自分で何か考え出さなくては」という意味では、正直あまり見出すものが少なかったかもね。


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