2010/08/22

期待値が高すぎたかも


『座右のゲーテ』齋藤孝②
[17/139]BookOff
Amazon ★★★★
K-amazon ★★

あらゆる分野で、それぞれの域にまで達している「マルチ」を極めているゲーテを「人間として最高レベルの資質を持つ」と評し、実際に著者が「必要なとき」に引き出している彼の「明言集」。ゲーテ、というと自分としては「哲学者」のイメージが強く、なんとなく「遠い」気がして、これまで「近づく」行動を避けてきたようなところはある。尊敬するあるコンサルタント(彼は、私がよくここで表現するような「表面的な」コンサルではない)が実は以前から「ゲーテ」を読んでいるらしく、アタマノカタスミでは気になっていたのかもしれない。先日彼の話のなかで「ゲーテ」の言葉を引用したものがあり、翌日にはこの本を買っていた。(BookOffで見つけたのでなんらか「引き寄せ」的なものも感じていたのだけど)。
ゲーテに限らず、哲学の初心者として、この手の「ヒトを介した」明言集は悪くないかな、と思っていた。特に著者はベストセラー作家であることも安心、期待の材料だったり。ゲーテの言葉、そしてそれを著者がどのように捉え、実例を踏まえながら「消化」の仕方をアドバイスしていく...こんな流れが大筋なんだけど、どうも「余計なお世話」的なイメージがでてきてしまい、ゲーテの言葉がすんなり頭に残らない。この手の本からは、なんらかヒントになるような、あるいは心に響く言葉がいくつかでも浮かぶものだが、残念ながら目次を見直してみないと思い出せないレベルにとどまる。ゲーテの言葉の印象よりも著者の「解釈」がボリュームとしても大きいからだろうね。あと、これは著者のスタイルなんだろうけれども、文体が「クール」でちょっと「さめた」印象がある。だから「熱く」読めない。実はこれ(バランスではあると思うけど)著者の「熱さ」(その著作に対する)って結構伝わってくるもので、あまりクールだと、少なくともお金と時間を使って(上品でない言い方をすれば)「元を取る」気合で読んでいる方とギャップが生じてしまう。そんなケースでした。ゲーテについては、そのコンサルタントにいい本を紹介してもらおう。



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