『ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記』鳥羽博道
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K-amazon ★★★
ドトールって、もう30年前からやってるんだねー。スタバとかタリーズより少し早いくらいなんだろうなあって思っていたらさにあらず。その前、1972年には「コロラド」を出店して(このお店ももちろん知っています。がドトールと同じデモトとはしらなかった)いるとのこと。驚きです。もはや「老舗」の域ですねー。とはいえ、30年前って(本書でも触れられていたけど)、(高校時代)「喫茶店に入ると不良」、(大学生)「マスタと知り合いになれる喫茶店を知っているとかっこいい」、そんな時代だったと思い出す。ようやく「コロラド」や「珈琲館」が出はじめたころかなあ。
本書は、著者が創業した経緯や思い、なぜ喫茶店の業界に入って、そして何を目指しているのか、という、「私の履歴書」本ですね。なので新しさはないんだけど、「成功者」の話というのは、やっぱり「深み」があるなあ、という印象は持つね。ただ本書の場合は、なんとなく「ドトールコーヒー」=革新的、というイメージと、本を書かれている創業者のイメージが重ねずらいところは(個人的に)あった。タリーズ松田さんのイメージが強かったので、同じことを(勝手に)想像していたのかもしれない。
所謂ビジネス本でよく見かけるフレーズだけど、本書の根底を流れるのは「想うことが思うようになる努力」の必要性であるが、それをゼロから実践して、実現しているヒトの話だとやっぱり説得力「大」なり。「大企業の社長さん」って今の自分からは遠い存在でしかないけど、本を通じて刺激を受けることはできるわけで、自分が「好きな」ブランド、会社さんの「創業」については情報があったら今後も読んでみたいと思う。
著者の座右の銘にしている、という
「因果倶時」(いんがぐじ)
という言葉を意識してみようと考えている。釈迦の言葉で「原因と結果というものは必ず一致する」という意味合い。
(過去の)原因を積み重ねてきた結果として今日がある。
自分自身が毎日、未来の結果に対する原因を積んでいる。
もう、時間を無駄にすることはできないね。私もこの言葉を身につけよう。現在の一分一秒が将来につながるんだ。「習慣」になるまでは意識してみたい。
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