- 養老孟司・太田光 人生の疑問に答えます
- 発売日: 2007/01
[9/27]Library
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆
BS(?)番組を元に書籍化、『バカの壁』養老孟司と、「爆笑問題」太田光が視聴者からの人生相談に答えます、という内容、プラス二人の対談。NHKだし、非常にまじめです。そもそも「人生相談」をテレビなどのマスメディアに対して投げかける方々の気持ちがわからないので、この手の番組もあまり見ないし(興味がない)この手の本も読まないけれども、質問もそれに対する回答も極めてまじめです。ただ、それが質問者へのアドバイスに「的確に」なっているかどうかは不明。読んでいる限りでは、「養老先生」の個性が強くでていて、なんとなく「回答者=アドバイザーありき」の「質問回答セット」のような印象を持つ。つまり回答者が答えやすい(この場合は番組として成り立つような)質問を選んでしまっているような気が。読むにあたってそこまで考える必要なないのかもしれないけどね。
リタイア後の虚脱感とか、転勤に伴う地域との付き合い方とか、上司との確執とか、自分のやりたい仕事ができない、とか...わりと相談としては一般的なものが多いんだよね。そしてその質問が読後に印象に残っていない。二人の回答がメイン、要は、養老先生の本である、ってことだね。
正直なところ、養老さんの本は苦手なんだよなあ。言い回し、がどうも読みにくい。辛らつで毒舌で、っていうのは好きなほうなんだけど、意味が取れないことが多々あって。読んでいるうちに広がっていく、拡散していくイメージかな...なので太田さんの回答が余計にまじめに感じた。そう、あまり毒がないくて(期待していたほど)面白くない、そういうこと。
養老孟司・太田光 人生の疑問に答えます
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