2011/02/10

熱い...けど、ちょい「カラマワリ」感も

「ここ一番」に強くなれ!
「ここ一番」に強くなれ!
  • 発売日: 2009/02/19
『「ここ一番」に強くなれ!』三田紀房
[8/26]Library
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆

仕事に行き詰ったとき、「成功本」を手にして解決した気になるだけでいいのか...そもそも「普通」ができていますか?時間厳守、挨拶、報連相...かなり刺激的な言葉が並ぶ「ビジネス書」である。本文の中で「ビジネス書」を否定しているが、これも「ビジネス書」であることには変わりない。
普通のことができているのか?
いつか成功するために、という気持ちではいつまでもできない
常に「本番」であることを意識せよ
「時間」管理が基本中の基本だ
...「ウロコ」までは達しないまでも、言葉が強い分、「おっ」と思うことがないことはない。けれども、やっぱり「強い」というレベルが超えてしまうと、逆に反発するような気持ちにもなりがちで...途中から、ちょっと疲れてしまいました。「ビジネス書なんか読まずにマンガを読め」とか、極端な話がでてきたり、「公私混同を徹底してやれ」という、よくわからない(それが何か?という)こともあったり...
「最初の壁」にあたる、社会人5年目くらいのビジネスマンにはいいのかもしれないけれど、今の自分にはどうも...「ホーム&ウェイ」というキーワードを使って、「まずはホームで勝つことを考えよ」つまり、社内でのノウハウの蓄積、人脈、人の使い方、等を徹底させることが基本、というのは、ある意味面白い考え方だとは思ったが、それ以外は...
さすがに、「読ませる」ことは上手だなあ、という気がするが、それこそ著者が否定するような「読んだだけで出来た気になる」危険性は孕んでいるんではないかなあ。
「普通を徹底する」=当たり前のことを当たり前にやる、実行が第一。こういうのって、実は「ビジネス本」によくあるフレーズ。書き方が違うだけで(一時的に)受ける印象が変わってくるんだなあ、っていうのは実感。1時間で読めるので、さらっと読んで「次」の本にいくのがいい流れかと思われます。

「ここ一番」に強くなれ!

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