2011/02/08

夢。一番大切な、夢。

1歳から100歳の夢
1歳から100歳の夢
  • 発売日: 2006/04
『1歳から100歳の夢』日本ドリームプロジェクト
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小学生の子供の文集で、確か5年生がこの本の感想文を書いていた。それで興味を持って読んでみた。
なんの手も加えられていません。タイトル通り、1歳から100歳の人、それぞれが「夢」を語る。それだけ。ストーリーも「統一」もありません。でもね。みんな「いい顔」をしているんです。夢を語っている人はみんな。
本の順番通り、1歳から読み始めました。自分の今の年齢から見れば、これまで経験してきた「1歳~42歳」そして、これから迎える「44歳~」。前者は、過去を思いだし、そしてまっすぐに「夢」を語る熱さ。まっすぐです。かわいい。自分は何か失ったものがあるのかも。取り戻すべきことがあるのかも。思いだすべきことが。そして後者。意図的ではないのだろうが、「夢」がだんだんと「周り」にシフトしていくのがわかる。家族の幸せ、子供の幸せ。地域の幸せ、若い人たちへのエール。素敵です。こういう「夢」をこころから語れる、そんな人になりたい。ホントにそう思う。
100人の「夢」を読ませてもらって、100人の「いい顔」を見させてもらって、どの人が、どの夢が一番よいとか、どの夢は共感できない、とか、まったくありません。「生きてる」そんな熱さが、熱がちゃんと伝わってくるんだね、100人分、確実に。
 ここまで「脚色なし」に、それでいて熱い心がわきあがってくるような本もそうないだろう。出会えたことに素直に感謝する。そして、1年後、2年後と、時間が経つ、つまり自分の年齢を重ねるたびに、この本を何度も読んでみたい。自分の置かれたその時点で、本から伝わってくる「熱」も、形を変えてくるだろうと思う。
それと。自分が今持っている「夢」、これを大事にすること。これを改めて思った。強く思った。

1歳から100歳の夢

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