2010/06/01
まだまだいける!気分に。
『人生、勝負は40歳から!』清水克彦
[1/83]BookOff
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★★
電車の中で表紙を見せるのにためらってしまうようなタイトルだが...まさに自分に必要な書であった。著者は民法ラジオのプロデューサー、大学講師、作家の「3足のわらじ」をはく「40代」。本を読んでいると、アクティブなおじさんたちが気になるようになるが、自分も同じ世代、まだまだいけるかもしんない...と思わずにはいられない。
確かに30代、とくに前半までは自分のことばかり気にしていた。そのころから考えてみると自分の考え方に多少の「変化」が訪れていることは自覚できる(自覚できるのは「体力」ばかりではない...)。それを「成長」と自信を持っていえるのかどうか...これから、だね。著者自身も書かれているが、自分の成功体験、積み重ねた経験値を後輩たちに共有するのに抵抗があった、という点。自分もそうだったかもしれない。でも今はそんな気が起きなくなった。もちろん年齢だけではなくおかれた立場、ということもあるけれど、後輩たちが「成長」する過程を目にすることが結構楽しいと感じる。これは「親」という立場にもなったことが影響しているのかも。
40代、何かを始めるにはけして遅くはない。多くの40代が「何かを始める」ことをしていない(おそらく多くの30代も)中で、これはアドバンテージを得られるのかもしれない。とにかく行動だね。自己啓発。自分が本を読み始めた(そしてそれなりに続いている)のもそんな意識がどこかにあるのかもしれない。
とはいえ、若手に比べて残り時間が少なくなってきているのも事実。回り道を回避する必要もある。これについては、していい回り道と、避けるべき回り道があるとは思うけど。
著者の実体験に即しているためか、強烈な「あれをしなさい!これもしなさい!」という書き方ではなく、自然体で、でもこれまでの経験は生かして、変えていきましょう、というスタンスは非常に心地よい。多少の「無理をする」必要はあるとは思うけれども、「そういってもらうと肩の力が抜ける」感じはする。この感じはおそらく「40代」にしか伝わらないだろうけど。読んでいる間、強烈にモチベーションが高まる、ということはなかったけれど、ジワジワと「やってやろうじゃんっ」っていう気持ちになったのは事実。
あとは、そうやって、がんばってる40代を30代はどう見ているのかなあっていうのが少しだけ気になるところかな。そういう意識自体、ダメなんだろうけれども、周りに若い世代が集中している環境なんで、やっぱり気にはなる。それによって自分のスタイルを変えるつもりはないけれども、少なくとも「いい影響」を及ぼしたい。そんな気分。
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