2010/06/22

「論文(調)」は苦手だ...


『ウェブ時代を行く』梅田望夫②
[16/98]bk1
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

気がつけば、[windows95]をサカイに結構「時代」が変わった気がする。「情報革命」と呼ばれる波の中にいるとつい流されていまいがちだけど、「その」前と後で、会社のありかた、社会の形、情報のありかた、等に「変化」が訪れているのは確かだと思う。これを自分の見方、だと認識していたけれども、「社会が変わっている」のは事実なんだろう。確かめようはないけれども。
幸運にもタイミングとして、「一生で2つの人生を経験」できているのかもしれない。子供のころ遊んだのは、メンコ、ビー玉、の類であり、インベーダーゲームを経験した後、現在のパソコン環境に。ビジネスでも、新入社員時代は、ぎりぎりテレックスが存在しており、ワープロが部署に1台という環境から、気がついたら「ひとり一台」という環境になった。それらを当たり前のように過ごしていること自体、「革命の中」に身を置いている証明なのだろう。
が、この「過渡期」を生きた人間は結構「やっかいもの」になっていく可能性がある。自分でもそうだが、本書に書かれていた「新しい時代」「個の時代」というのは、自分より上の世代に比べれば理解はできていると思う。が、一方で、「個、は尊重すべきだけど、組織の重要性もある」という意識はこびりついており、「新しい感覚」が100%消化はできない、というどっちつかず、というスタンスだ。
だから、本書に書かれていた「新しい生き方」には、アタマでは理解できる。でも今からそれを完全に自分の中に取り込むか、といったら、そもそもそんな気すらおきない。「そーゆー考え方」をする世代が増えてくるんだなあ、っていう認識にとどまる。で、実際その世代とたとえば話や仕事をする機会になったら、きっと「今の若いもんはさあ...」っていうんだろう。
なんか年齢を感じる。しょうがないことだけど。「過渡期世代」はどうすべきなのかね。これはこれで「わが道」を探すしかないね。
っていうアタマ理解とは別に、どうも読みにくくてしょうがなかったのが本音。前に読んだ「ウェブ進化論」も多少それが気になったけど、ここまで難しく表現しなくてもいいんじゃ...っていう感じがするね。自分の理解力の無さをタナニアゲテ、なんだけどさ。

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