『日本辺境論』内田樹
[19/101]BookOff
Amazon ★★★
K-amazon ★★
売れましたねえ。本屋のランキングでいつも1位で気になってた。買おうか迷った時期があった。今はどんなベストセラーでも(むしろよく売れているほうが)少し時期を待てば「質のよい中古本」として入手できる。デジタル化もそうだけど、「本を売る」って大変だろうなあ、って思う。この本もBookOffで半分の値段で入手。当時「気になっていた」分、期待値はたかく...そして読み始めの「つかみ」が見事で、「値」は高まる一方。
日本人とはなんだろう?という「日本人が大好きな問い」に対して、『常にどこかに世界の中心の存在を必要とする辺境の民』である、と説く。これに事例や、その理由などがついてくるんだけど、最初の数ページを過ぎるとあとは読みにくくて、しょうがない。正直全文の80%は「わからない」。わざと「学者が書く文体」になってるんではないか、と思ってしまう。なんでもっと誰にでもわかるように書かないんだろう?おもしろい説を説いているんだろうけれど、伝わってこないのはあまり意味がないのではないだろうか。「理解できない人に対して書いてるんではない」ていうスタンスなのかな?
結構売れた本だよね。みんな理解できたんだろうか...だとしたら自分の理解度の問題かも。でもタイトルと出足で挫折した人もいると思うなあ。
「辺境」という考えに対しては、面白い考えだと思います。「日本人論」が見事に当てはまる。でも、
「で?」
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