2010/06/28

何を得られたか?


『ケチャップの謎』マルコム・グラッドウェル②
[20/102]Reviewplus

発売前の本を読ませていただきました。著者の本は『天才!成功する人々の法則』を以前に読んだけど、その本は、★★★★をつけてました。「ヨウモノ」に苦手意識がある自分としては結構高い。本書は「ニューヨーカー」誌に寄稿されたコラムの「ベスト版」ということだが、この手の「いいところどり」の弱点である、即時性が出てしまったいるかと思う。小さな世界での成功が全国区になる、という成功事例が書かれているが、結果「今」のタイミングでは「結局事業をたたんだ」というのもあり、継続的な成功、とは言い難いところで若干、「何を読みとればいいのだろう」という疑問が浮かぶことも。
基本的に本を読む場合に意識するのは、そこから(小さくても)ヒントをひとつでも見出すこと、を「成果点」に置くようにしている。原稿段階で一部を読んだ本書から学んだものは...敢えて言うと(著者の本意とはかけ離れているかもしれない)、小さくても自分たちが信じて我慢して「成功」にたどり着くまで努力する、という点であろう。「これまでの成功事例」にとらわれることなく、自分が信じていること(もちろんそこには綿密な計画、設計図が存在するのだろう)にまい進すること。よく言われる、「成功するまで努力する」ことの大切さ、のようなものか。ただ、これに関しては、同じように「まい進」していて「まだ」成功していない事例もおそらくヤマのように存在するのだろうと思う。どこまで我慢できるのか、それは、そう、「信じる」ことしかないのだろうね。それができれば我慢できるし、努力もできる。直接的な視点は「お金」ではないのだろう。それもポイントだと思う。
国の違い、国民性の違い等あるので、これをそのまま事例として参考にできるか、といったら微妙だけれども、なんとなく「成功の法則」は感じることはできる。「信じる」「前向き」キーワード。
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