2010/06/17

実行してみたいことが...


『だから、部下がついてこない!』嶋津良智
Library[13/95]
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

刺激的なタイトル。電車の中で読みにくかった(苦笑)。「最高の上司」になり、「最高の関係」を作り、「最高の組織」を作るための「新常識」を教えます!って書き出し。「最高」を目指す自分としては興味。が、冒頭の自己紹介部分(或いは著者紹介)で、「史上最年少で部長になり、売上No1営業マンで...」というところでちょっと引いてしまった。これは自分の悪い癖のひとつかもしれないが、どうもこの手の「自信満々」系には響かない傾向がある。そんな中で読み進めていったけど...
少なくとも「新」常識、といえるようなものは見当たらなかった。けれども、著者が繰り返し書かれていたように、
「知識はあっても(計画はあっても)、実行しているのは、そのうちの10%しかない」
これには共感する自分として、書かれていることが目新しくなくても、じゃあアンタ「実行」してるの?と問われるとアヤシイ。そこ、なんだよね、きっと。どんな本を読もうと、どんな人の話を聞こうと、それを実行しなければ読んでいない、聞いていないのと同じこと。インプットとアウトプット。そう。前述の「自己紹介」からのイメージでも、また著者自身も書かれていたけど、「トップダウン型リーダー」という印象なんだけど、そういう人間が、「そうではない」とスタイルを変えると強いんだろうなあ。でも「変える」ってエネルギーが必要なことだろうから、それはやっぱり「実行」あるのみ、なんだろうと思う。
精神論的な記述と具体的なそれが結構バランスよく解説されている印象はある。「精神論的」については(いいと思われるところは)実行していこうと思う。それしかない。「具体的」なところも一部「使えるかなあ」っていうのはあった(ツールとか)。これもおんなじ。実行だね。
あと、本書では「マネジメントポリシー」というフレーズで紹介されていたが、(コミュニケーションが前提で)「みんなでこうやっていこう」という方向性を言葉にする、ということが大事、ということを再認識。最近、これが(ミッションステイトメント)自分のテーマになりつつある。たとえば今の仕事において、だれもが「お客様のため」という意識は持っていてくれていると思う。でも、テクニックに走ってしまうときって誰にでもあるし、そういう概念をひとつの「言葉」にして共通でもつ、迷った時に見る、というのがいかに大切か、それを感じる場面が多い。それで解決するわけではないけど、それがないと始まらない。
これ「実行」する!

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