2010/05/31

これをどう読むか。肝。


『リーダーになる人のたった一つの習慣』福島正伸
[17/82]Library
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

3名のそれぞれタイプの異なる「リーダー」が、つぶれる寸前のカラオケ店をどう立て直していくのか...AMAZONの書評にもあるように、各リーダーの性格(経歴)紹介の時点で「筋」は見えてしまう。結論も「サプライズ無し」だ。それを「つまらない」という見方も当然できるだろう...自分としては「予定調和」の安心感を得た、けど(それはそれで「本の読み方」として不十分なのかもしれないけど)。
読んだだけでは、著者の主張するところの「人を動かす=感動を与える」という直接的なヒントは得られない。これで「わかったあ」と思える環境はそうそうないだろうと思う。読んでいく中でどう自分の環境に置き換えられるか、というところがポイントだろうと思う。それは自分のチームのメンバーに対して、でもあるし、お客様に対して、でもある(この本では「お客様」は存在しない。意図的であると思われる)。「人を動かす」のは簡単なことではない。結局「愚直に実行する」リーダーが、その「本気」を伝えられるかどうか、ここにかかってくるのだろう。「動かすため」に、実行・行動する、ではだめ。本気かどうか。それ次第だね。
「読みもの」としては、短いし、「予定調和」だし、それを期待していると面白くないかも。実質30分で十分読める内容。内容的には「チーズはどこに」の方が考えさせられるところは多いかもしれない。何度も同じことを書くが、ここから踏み込めるかどうか。そういった意味では、「この本を読んだことで得られる何かを見出して見せる」という「本気」がここにも必要なんだろうなあ。リーダーとして少なからず「苦労」している人ならば得るものはきっとある。

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