2010/05/28

その通り。それだけ...


『愚直に実行せよ』中谷巌
[15/80]BookOff
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

つまり「リーダー論」。タイトルにもあるように、リーダーたるもの、どのようにふるまうべきなのか、という(自分にとっては)永遠のテーマをまたしても読み始める。
リーダたるものの資質として挙げられているのが、
・「志」がある
・ビジョンと説明能力がある
・愚直な実行力がある
・「身をもって示す」態度がある
うん。わかる、そうだよね。これが冒頭に出てくるので期待感が高まる。そして「志」「ビジョン」のためには「教養」を身につけねばならない、とある。そう、そうだよね。人間の幅、ってやつかな。そして日本人の「特質」を解説、まずは自らを知ること、という意味か。
...実は最後まで、最初にあげた「4つの資質」を超えるインパクトを与えてくれるパートはない。つまりは(タイトルそのもの)愚直に実行すること、だということ。確かに「志」を持っていても「実行」しないと、アウトプットしなければ自己満足に過ぎないし、結局はリーダーとしてフォロワーがついてくるはずもない。確かに。
著者も繰り返し述べられているが、「リーダーはリーダーになろうと思ってなるわけではなく、愚直に実行する結果、周りからリーダーとして認めれられてはじめて、リーダーたりえる」、そして「愚直な実行を演じてはいけない」ということ。これはまさしくそうだと思う。正直、「背中を見て何かを感じ取ってくれ~」というオーラを出しても周りがそれを感じ取ることは皆無である。気がついたら...という経験は実はあまり多くはないけれども、周りにどう見えるか、を気にして仕事をしていたら「リーダー」ではないよね。
自分に足りないものは何か...そもそも自分は「リーダー」であるのか「マネージャー」であるのか(組織図、ではなくてチームのメンバーからどう見られているか、という点で)、考えさせられた。
かといって「リーダー」らしくふるまおう、とは思わない。少なくともこの本を読み終えた今は、ね。

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