2010/05/08

読むには時間がかからない本


『「見えない時間」で稼ぎなさい!』野崎美夫
[4/69]BookOff
Amazon ★★★
K-amazon ★★★

自分の苦手分野のひとつ(活かしきれない、という点で)である「タイムマネジメント系」の本。内容としては時間短縮のための手法の紹介、というよりはその考え方を説いているので、可もなく不可もなくすんなり読めた。著者の方はしらなかったんだけど、複数の会社を経営さえている「多忙」な方で、なんとなく文体から若い方を想像していたが、自分より10年上の50代ということ。アグレッシブな姿勢には共感。
著者が繰り返し説いているのは「1秒たりとも無駄にしない」ということ。これには同意。1秒の積み重ねが...というくだりは意識。自分でも歩いている時間(外国語講座を聞く)、電車の待ち時間(読書)までは到達している。まだ時間は探せるんだよね。けして推奨してはいないが、睡眠時間を削減する手法も紹介。これは無理だな。「早起き」系の説が一切なかったのは意外な感じが...
あと繰り返されていたことに「潜在時間」と「顕在時間」というものがあるが、これは正直よくわからなかった。「なりたい自分を強く意識して」というあたりは感覚的には受け入れられる。「潜在時間」たる睡眠時間の前後にこれを意識してみよう。気分、感覚はかわるかもしれない。
概ねは、どこかで読んだことのあるような情報ばかりで全体の抑揚もなく、いつのまにか読み終わってしまった感じは否めず。なかなか印象に残りづらいけど、「時間の価値をあげるべし」と説く著者が、けして「効率のよい方法」だけを説明してはいない、という点がプラスかな。「質をあげるためには、最初は量が必要」と明言されているのは、これは正しいと思う。そちらのほうが結果、効率的、ということですね。

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