2010/05/18

初心者レベルの私にやさしい


『はじめの哲学』三好由紀彦
[10/75]Library
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★★

世界は、自分はなぜここに存在する=あるのか。不相応であることは承知の上で、ちょっとだけ「哲学」に興味あり。できるだけ「初心者」向けの本を図書館で探していて、「中学生向け」棚で出会った本。
読みやすかった。おもしろかった。有名な哲学者の言葉が頻繁にでてくるとわけわかんなくなっちゃうんだけど、この本はそれらが少なく、「わからない人に対して」書かれている感が強くでていて、私のような読者にはうってつけ。
さて、「哲学」。この本にも主題として書かれているように、「存在=ある」とはどういうことなのか。この世界に存在するありとあらゆるものを貫く概念はいったいなんであるのか。興味あるねー。そんなこと知らなくたって生きていけるし、考えて答えがでるわけでもなく、たとえ出たとしてもそれが正解であるかどうか確かめようがなく...でも考えてしまうんだよね、人間って。それゆえ昔、大昔から「考えて」いる人がいるわけで。「考える」ことが大事なのかもしれない。実は考えている中でも現実世界の中で生きているわけで、意識するかしないか、それだけの差なんだろうけど、それでも「差」はあるわけで。
自分としても、「哲学」を読むにあたって、何か深いものがあったわけではない。けれど、どうしても惹かれる「問いかけ」ってやっぱりあるようだ。効率を求められる仕事に一日の大半を費やしているから、その反動なのか?単に年齢によるものなのか。それはわからないけど。
「死後の世界は存在するのか」この絶対に答えが出ない問いかけに、過去からずーっと哲学者(あるいは宗教者)は取り組んできている、という記述があった。年齢的にこれに近づいたってことかな。これを意識しているわけではないけれども、興味はある。いろいろな人の考えを見てみたい。そういう興味。
いい意味で、これから先、この分野について、もうちょっと読み進めてみようかと思わせてくれた内容。

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