2012/05/29

早速、登録しました。「勇気」出ます


『2022-これから10年、活躍できる人の条件』神田昌典
[19/95]bk1
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★★☆

カリスマコンサルタント神田さんの本。実は初めて読みます。けして避けていたわけではないのですが、なんとなく「住む世界が違う」という先入観がありましたです。
本書は、刺激的なタイトルに惹かれ、「これからの10年」が自分の人生にとってかなり重要である自覚から手にとりました。刺激的だったのはタイトルのみならず、内容もかなり。自論である「70年周期」や「人口動態から見えること」などをベースに、今そしてこれから10年を、「明治維新」にも匹敵する変革期であると説きます。まずもって「会社(という組織形態)がなくなる」という主張。これに近い論はありますよね。だから自分を磨きましょう、といった流れに持っていくような。本書はこれを「確実にそうなる」という強い論調で貫きます。読み進めているうちに、「そ、そうか...」という気持ちにもなります。
ご自身の経験や今の状況からも、「こうなる」「だからこうする」というのが力強く伝わってきます。特に「40代」に向けてメッセージがひとつのコーナーを構成しており、ここに関しては「自分へのメッセージ」として捉えました。この時代の変革期において、古い体質(明治維新になぞらえていえば「幕府」)から新しい体制(明治政府)に、いかに変わっていくのか。既に旧体質にそまった組織を変える、というよりは、その中で生きていくのか、新体制を信じて突き進むのか、自ら決断すべきタイミングです。
その「流れ」を少なからず感じている人は、旧体質から脱出すべきなのです。いろいろなシガラミ、環境のある中で、飛び出す勇気と行動力、これが「これからの10年」で自分がどうなっていくのか、大きな分岐点になるようです。時代は「効率性」「革新性」から「顧客との親近感」に比重が変わっていきます。これは本書で言われていることですが、「現場」でも体感できることです。「体感」している人は少なくないし、言葉にしている人もいますが、「変える」ことができない呪縛が旧体質にはあります。
まさに「経験」したことなので自分のこととしてとらえることができます。じゃあ、これから自分はどうなっていくのか。「これからの10年」を真剣にとらえようと思う。そしてこういう考えを持っている人が少なからずいて、行動に移し始めているという事実を知ったことはかなり勇気を与えてくれる。
ひとつ、「これからの10年」で自分が何かを成し遂げるとしたら、そうなる条件は、「がむしゃら」だと思う。周りの声に過度にとらわれない、自分の信じた、本質的なものを追い求める「がむしゃらさ」、これがポイントだと。
「2022に向けた行動をサポートするコミュニティ」読後、すぐに登録です。

【ことば】...古い価値観のうち、引き継ぐべきものと捨てるべきものを見極め、そのうえで新しい価値観を創り上げる。これができるものは進化し、できないものは滅亡する。

単に古いものを捨てるわけでは、もちろん、ないわけで。ただ古いものにしがみつくのは無意味、新しい価値観を創る側に立つことが重要であるのだ。その「決断」は著者によれば「3年以内」ということになる。決断したのならば、まっすぐに進むだけだ。

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)


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