2012/05/22

これじゃあ、「タレント本」じゃんか...

聞く 笑う、ツナグ。
聞く 笑う、ツナグ。
  • 発売日: 2011/12/19

『聞く 笑う、ツナグ。』高島彩
[14/90]bk1
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆

女子アナ、独立したフリーアナ、なかなか大変な世界だと思うけれど、高島さんは「前例」を打破できるような気がしています。もともと新人時代の、いわゆる「フジテレビの女子アナ」的な頃は興味がなかったんですが、中堅クラスになってからの彼女は、非常に落ち着いた、それでいて臨機応変な、とても頭がよい、キレるタイプとお見受けしております。独立、結婚とご自身のイベントが続く中、周りから見られる姿と、自分の生き方の間で苦労されているご様子も...
という感じで、普通は女子アナの本なんて読もうとは思わないのだけれど、この人は違う、と思ったからこそ手にとりました。が...これも彼女だけのせいではないと思われますが、いわゆる「タレント本」に過ぎません、この内容。おまけに意味がよくわかならい「高島彩のショット」が複数枚ページを占拠します。
う~ん、写真は「ファンの人のため」でいいんですが、内容も、彼女がこのタイミングで何を伝えるために書かれたのか、がつかみきれませんでした。確かに出版にはいいタイミングかもしれませんが、それは「マーケティング」の話しであって、フリーアナウンサーとして今後進んでいく意気込みや想いもありません。「ことば」を扱うプロフェッショナルであるお方の本としては、心に残るようなフレーズも見つかりませんでした。
あくまで、ファンのための本、という位置づけでしょうか...実際の「勉強としての知識」のみならず、「空気を感じながら必要な立ち位置を見つける感性」も持ち合わせている方だと思うので、そのような内容が最初から決められたテーマならば、ちょっともったいないと思います。本書の内容がそうだとは言いませんが、もっと「自身の気持ち」を「自身の言葉」で読めればよかったなあ、と。
アナウンサーを夢見る人はどう読むんでしょう?あまりその世界の「素晴らしさ」にも触れられていないような気もします。そう、つまりは、著者が伝えたいことは何なのか、というのがつかみきれませんでした。ちょっと残念な...

【ことば】...身だしなみはもちろんのこと、たとえば食事に行ったときのメニューの選び方、お店での立ち居振る舞い、すべての行動で、自分を律する...

テレビに出ている人は大変だなあ。特に「見た目」で判断されることが多い職業ですもんね。一般にはそれほどの「見た目」度合ではないけれども、やっと自分も、「見た目」の重要性に気がつきました。「律する」なんて言葉とはちょっと違うかもしれないけれど、多分に「意識」は必要かと。行動が自分の内面を変えることもあるので、ね。


聞く 笑う、ツナグ。


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