- ひねり出す時間術―30分ジグザク仕事術 (角川oneテーマ21)
- 発売日: 2007/10
- 売上ランキング: 471719
『ひねり出す時間術』清水克彦②
[20/185]Library
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆
ラジオプロデューサー、作家、大学講師、コメンテーター...「4つのわらじ」をこなす著者(最後のは「?」だけどね)のタイムマネジメントテクニック。前に著者の本を読んだ時にも思ったけど、やっぱり「サラリーマン」である素地が、「現実的」な内容を作り出している感じがする。特に「ウロコ」はないものの、非常に読みやすく、自分でやってみようという感覚を持ちやすい「テクニック」が紹介されている。現実的には、「そうはいうけどそれぞれ置かれた環境があるんだぜ」という言い訳をしがちではあるが、著者も最後の締めくくりに書かれているように、「時間管理術の本は数多あれど、実行してみなければ価値はゼロ」というのはまさしく真実。「同意」ではなにも変わらない。副題にあるような「30分ジグザグ」(頭を使う仕事と、作業的な仕事を30分ごとに繰り返す)のがいいのかどうか、いや自分にあっているのかどうかはわからない。感覚的には「無理だな」と思ってしまうけど、やっぱり「やってみる」ことなんだよね。
当たり前だけどできていないこと、もっといえば知識としてもっているけれど実行していないこと、結構ある。肝に銘じたい。今日これからでも一つでもやってみようか。
・○時54分スタート...開始時間の徹底
・動きだしてから考える...実行が先
・「3分仕事」「10分仕事」のリスト作り...スキマ時間を無駄にしない
・やらないよりマシという考え方...たとえ数分でも「実行する」と「しない」では大きな差ができる
「4つのわらじ」を目指すつもりはないけれど、複数のことを同時に(なんらか各々関連性を持たせて)実行する、というのは興味深い。なんとなくそれがいい方向に向かうひとつのヒントになる期待は持てる。
1点だけ、「年長の意見は大事、若い人の意見も大切」のところで、その理由が「若い人が将来自分を追い抜いて自分の上司になる可能性もあるから」というのは、ちょっと...「若い人の意見を大切にする」のは大事だよね。けどその理由が「保身」になってるんじゃ?これでは自分を高めることとは矛盾するわね。ここだけ苦笑してしまった。
極端に短い(薄い)本ではないけれども、すごく早く読めます。これも読書時間の短縮、時間術でしょうかね...少なくとも、「忙しい」「時間がない」という言葉を発するのは止めようと、意識していわないようにしようと思う。これまでも意識していたけど、どっかで気持ちがでている可能性は否定できないので...
ひねり出す時間術―30分ジグザク仕事術 (角川oneテーマ21)
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