2010/07/03

久々に「いい本」に出合えました


『幸せな売場のつくり方』兼重日奈子
[1/104]Library
Amazon ★★★★★
K-amazon ★★★★

いいです。感動します。表紙のイメージや内容の構成からは予測しずらいけど、有益な、そして実践できるビジネス書として「あり」。結構「あたりまえ」のことが書かれているのかもしれないけど、実はその当たり前ができていないことが多い。
売上が落ち込み(外的要因も含めて)、チーム内のコミュニケーションもバラバラ状態の「お店」。そこに登場する、店長、チーフ、パート、新人、それぞれがどんな「悩み」を抱えていて、それに対して「今」どう思っていて、どう変わっていくのか...そのストーリーはドラマを見ている感じ。本書ではファッション店だけど、自分の今の環境と重なる部分が多くて、例えば「売上の落ち込み」「外的要因」「チームワークの欠如」...ここにでてくる店長はまさしく自分に置き換えられる。結構「入れ込んで」読めちゃう。
実際に「店長」は売上の点、チームワークの点で悩みを抱えており、仕事へのモチベーションも下がっていた。そこに登場する「販売コンサル」の先生にアドバイスももらいながら...この先生は、でも何も手を動かしてない。店長の本来持っているポテンシャルを引き出している。
まずは「売上」にあまりにも執着しているマインドを変えること。何のために仕事をしているか、という点も含めて店長自身のモチベーションのリセット。「売上を上げるには、『売上のあがる店』をつくること」これって深い意味を持つんだけど、読んでいく中でその「意味」は見つかる。見つかったよ。そして売上とは別に「店長の理想のお店をつくる」目標セット。これは効いた。まさしく「これ」が自分が今ほしかったこと。
店長のマインド、そしてもひとつ大事な「チームビルディング」。これってまさしくコミュニケーション。チーム力を高めるのにテクニックはないんだよね。「話すこと」これ以外にないんだ。ここをテクニックやツールで補おう、補えるかも、っていうゆるい気持ちがあった。認めなければならない。でもやっぱりそうじゃないんだよね。その相手の持っている「本質」を信じて理解すること、なんだろうな。正直今自分の周りを見れば本書のドラマのように「バラバラ」。どうしたらいいのか偏頭痛になるほど悩んでいるけど、「話す」ことなんだろう。きっとそう。
とにかくこのタイミングで読めたのは何か「引き寄せ」ではないかと思うくらい、自分の環境を見て書かれているんではないかと思うくらいの「ライブ感」。参考に、というよりは刺激をもらいました。あとは、実行。それのみ。くじけそうになることはある。でも理想があればいける。はず。



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