2010/07/13
何も響かなかった...
『できる上司は「あと5分」の考え方が違う!』飯田亮
[8/111]BookOff
Amazon ★★★
K-amazon ★★
たとえば次の予定まであと数分残っている状態で目の前の仕事が一区切りついたとする。このときに「残り時間」で何をするか。これって結構大きな違いになってくるんじゃないか...という自分の感覚があり、まさにこれに合致する(ような)タイトルに惹かれた。
が...内容としてはタイトルにあるような話はほんの一部で(ほとんど記憶がないくらい)、なんとなく表面的な話が多くて、盛り上がりにかける内容だった。セコムの立ち上げから現在の規模まで大きくした人、そもそも「安全産業」という切り口を最初に作り上げた人、ということで、そのクリエイティブ面や、努力、苦労などを読めるかと思ったが、あまりこれらに深堀りした話はなく、どちらかといえば著者ご本人のポリシーというか仕事の仕方、これまでの仕方を綴られている。1話が2~3ページで完結しているので読みやすいことは読みやすいのだが、それゆえ(?)話が面白くなる前に終わってしまう。なかには、「諺は好きではない。その背景にあるものが今の時代と異なるので」という話をした後に、「○○という諺が座右の銘だ」みたいな話もあったり...
これだけの「ベンチャー」企業の雄であるし、ある種その履歴や行動指針はとても刺激的になるはず。それを知りたかった。ポッとでてきたベンチャー社長とは一味もふた味も違うはずなので。たとえ自分の今の環境と大きく異なっていて「あてはめる」ことがすぐにはできなくても、そういう話って刺激になるんだ。特に何もないところから「新規」で立ち上げた著者であるのだから...少し残念。
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