2011/01/31

期待しすぎたかも...内容は「ベーシック」です

『ビジネスマンのための「解決力」養成講座』小宮一慶⑧
[18]BookOff
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆

小宮さんの本、8冊目。この「力」シリーズも、数字力、発見力、社長力、4冊目だ。昨年後半に読んだ、「社長力」がめちゃ面白くて、自分の中で「小宮ブーム」が再来していた。が...この「解決力」は、表面的にはまさに「今、必要な」ものではあるけれども、他の本に比べて、すこし「大枠」な、「ツール」よりな気がして、「もう既に...(他の本で)」という気持ちが最後まで抜けずに終了。
問題を、本当の意味での解決すべき問題を見つける、解決策を選択する(ここにそれまでの「インプット」が生きてくる!)、実行する、検証する、という流れ。他の「コンサル本」と比べて大きく違うのは、最後の「実行」というところであるけれども、さすがにこのあたりは(考え方の)基礎としてもっているつもりだ。そして、おそらく本書の中でのメインのひとつだと思われるが、「所謂フレームワーク等はツールとして、必要な時に使えるよう、前提知識として持っているべし!」という箇所。これはこれで、できているか、と問われると多少は心もとないけれど、それこそ著者の本を何冊も読んできた自分としては少なからず身についているつもりである。
故に...この本を以て、初めて目にする考え方、というのは、正直見いだせずに。逆に、本文の中で何度も著者の他の本が紹介されている(「詳しくは『何々』参照)のが、ちょっと宣伝っぽく映ってしまって...(そんな方ではないと思うけれども)。
多少なりとも経験を積んで、何かを見失いがちなビジネスマンには、あまりお勧めしません。どちらかといえば、「これから壁に当たる人」に向いているかなあ。書評家っぽくいうとそんな感じです。ビジネスマンが生きる世界は、それこそ、ヒトソレゾレなので、難しいですなあ。

ビジネスマンのための「解決力」養成講座 (ディスカヴァー携書)

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