- 少数精鋭の組織論 (幻冬舎新書)
- 価格: ¥ 756
- 発売日: 2007/03
[10]bk1
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★☆☆☆
タイトルから(単純に)想定されるような、ビジネス上の組織マネジメントに関するテクニック論はほとんど見られない。著者自身がフレンチレストランを経営、キリモリするにあたって、ご自身のフランスでの修行時代の経緯を踏まえて、その「本質」を語っている内容。
なんというか...「抽象的」なのか、「専門的」なのかわからないけれど、スンナリと頭に入ってこない。おそらく言いたいことは、
「うわべだけの成功を求めてはダメ、直接的に成果につながらなくても時間をかけて成長していくことが大事。」
ということなのではないかと思うが...これも「浅学」な自分の勝手な解釈なのかもしれない。「言葉」が大事であることは折に触れて説いているけれども、その「言葉」が自分には伝わってこない。「行間」を読み説く(「考える」こと)のが、それこそ大事なのだろうけれども。特別に「料理人の世界」のことだけ言っているわけではない、また「少数精鋭の組織」についてだけ語っているわけでもない。それだけに「行間」は、多分たくさん読むべきものがあるのだろう。「哲学」だね。
「突拍子もないアイデアを出すひとは、突拍子もない日常をおくっているわけではない」
とか、結構「ひびく」フレーズは随所にみられる。そんな「言葉」を抜き出すだけでもプラスになるかも(今の自分にはそれくらいしかできなかった)。まっとうな、正直な、そんな生き方をベースにして、でも「満足」してしまっては先に進めない。奇をてらうとか、そういうことではなく、自分の置かれている環境において、その中で見つけられるヒントはある。そんなことを得た、と思われる...
レストランの世界だけに、「新しいアイデアがメニューに載ったときの喜び」みたいな表現があった。これは、「形にする」ということだと認識。これは確かに。これって大事なポイントだね。ところどころ。まだまだ「読書力」がないなあ、って自覚。
少数精鋭の組織論 (幻冬舎新書)
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