- 40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編
- 発売日: 2010/07/23
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こどもの教育に対しての考え方、今の時代、社会に求められる方向性。どんな人間になってほしいのか。どんな親であるべきなのか。小学校中学年の子供を持つ自分にとって、いよいよ「受験」年代にはいりつつある自分にとって、まさに直面する問題を、いろいろな角度からいろいろな方が持論を述べる。自分にとっては極めて「現実的な」話であり、普段読んでいるビジネス本どころではない切実さを持って読み終えた。
英語教育、中高一貫、仕事と金、失敗と挫折。今まさに、そして近い将来に訪れる「課題」ばかり。振り返ってみれば「教育」を大部分「母親」に任せ、「父親」は相変わらずの遊び相手であった。これではいけない。真剣に向き合わなければいけない、と認識させられた。それだけではなくて、「親と子」という枠を離れても、たとえば、「仕事と金」「失敗と挫折」あたりは、社会人として生きる自分自身にとっても参考になる話。貴重です。ここに掲載されたすべての意見を間にうけるわけではないが、「こういう考え方もある」という情報としては秀逸(冒頭に書かれていたことだが、まさにそう思う)。基本的には、「対子供」という考え方ではなくて、「対人間」という意識でよいと思う。本書の中でもあったけれども、「親と子」という関係は、「同じではないが対等である」という意識はすごく大事だと思う。
どの意見も「これはちがうだろう」というのはなく、自分の意識としてそれほど間違っていない、ということは自認できたが、これからは「意識」だけではなく、「伝える」ことをしなければならない。ちょうど今週末に「入塾試験」を受ける子供。彼女に自分の思っていることを伝えてみようと思う。「子供だからわからない」ではない。「人間として」思いを伝えるよ。だって何よりも大事な大切な存在だからさ。
自分もより強くならなければならない、そんなことを考えさせてくれる本です。子供を持つ方には是非是非読んでもらいたいと思います。
40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編
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