2011/01/28

よかったのは「タイトル」です

持たない贅沢
持たない贅沢
  • 発売日: 2009/07
『持たない贅沢』山崎武也②
[16]Library
Amazon ★★★☆☆
K-amazon ★★☆☆☆

以前から書店でも気になっていたタイトル。「しあわせって?」がキーワードになっている自分に合っている気がして、期待値高まって読み始める。
タイトル通り、その内容を一言でいえば、「次々とモノを所有することがよいの?」というテーマに対する、「可能な限りモノをもたない=シンプルが一番よいでしょ」というソリューション。これはモノに対してのみならず、「考えること」についても、ひとつのことを集中的に実行した方がよい、とか、「本来は『手段』である「金を稼ぐこと」そのものが目的化してませんか?」とか、すべてに通ずる「生き方」。
シンプルイズベスト
ある意味、(出来ていない分)響く、ささるキーフレーズだ。今、机の上を見渡してもけして「シンプルイズ...」という状態ではない。これが「しあわせって?」とか考えてしまう一因なのだろうか...それもなくはないわなあ。よくわかる。書かれていることは結構「正しい」と思える。けれどもなんでか集中して読めない...なぜ?
こう言ってしまってはいけないのだろうけれど、(人生の)大先輩=30年以上年上の方の助言は、特に活字にすると、どうも「リアル感」に乏しいんだな。自分の環境に置き換えることがすごく難しい。もちろん貴重なアドバイスとして受け入れますが、どうもなんだか...先入観かもしれないけど、「小言」っぽく見えてしまったり、「前にも聞いたよ、それ」という感情が邪魔したり。これこそが「邪念」が多くって、「持たない」状態になっていない、ということなんだろうけれど。
著者は「茶道」にも傾倒されていて、その世界の話には少し興味を持った。けれども、全体の半分くらいが「お茶」の話ってのもどうかと...う~ん、自分はまだレベルが低いのかなあ。

持たない贅沢

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