2010/12/21

読むだけでトシとった気になります

頭がいい人の45歳からの習慣術 (KAWADE夢新書)
頭がいい人の45歳からの習慣術 (KAWADE夢新書)
  • 発売日: 2004/08/24

『頭がいい人の45歳からの習慣術』小泉十三
[13/220]Library
Amazon ★★★☆☆
K-amazon ★★★☆☆

タイトルが「濃い」ねえ。こんなタイトルの本を手にするようになってしまったんだねえ...って感傷に浸るわけでもなく、前向きな気持ちで読み始める。気にしてみれば、この年代向けの「悩むよねえ、この年頃は」というテーマの本が多い。本書はどちらからといえば、「ライト」な、あまり深堀りしない感じの本ではあるが、なんとなく「ほのぼの」してしまって、「悩み」に対するソリューションというよりは、「同調」という感じ。それはそれ、特に読後感が悪いわけでもなく、一方ではそれほど印象に残るでもなく。
来るべき「老い」に向かい、どのようなスタンスをとるのか、何かをし始めるのに年齢は関係ない、とはいえ、この年代で始めるべきものはやっぱりあるだろう。ある意味「ラストチャンス」ともいえるこの年代に、何を考えるのか、何を始めるのか、或いは始めないのか。タイトルに掲げれた「年齢」にはまだ数年の猶予はあるものの、やっぱりそういうことを考え始める年頃なんだ。これまで突っ走れたものが、ふと立ち止まると見えてくるものはある。ここで後ろを振り向かないこと。これが一番大事なんだろうな、って思う。本書ではそのような「前を向け!」という表現はなかったものの、「無理せずに、あせらずに、等身大の自分で、これまで作り上げてきた自分のままに、一歩一歩、歩いていこう」というようにメッセージを受け取った。これは結構ポイントだったりする。「基礎編」なんだろうけれど、重要な点も含まれているような...
ただ、どうも、多分このテーマで本を書くとそうなってしまうんだろうけれど、「老い」が前面に出てしまって、「自分もこの領域に足を...」という感じが伝わってきてしまうことは否めず。この空気を受け入れてしまうのか、まだまだ、と(とりあえず)反発しておくか...「自分」を見つめ直す。いいタイミングなんだろうね。

頭がいい人の45歳からの習慣術 (KAWADE夢新書)

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