- 選び抜く力 (角川oneテーマ21)
- 発売日: 2009/03/10
『選び抜く力』伊藤真②
[7/214]Library
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆
メディアでも見かける司法試験対策の塾先生。自分はその試験を目指したことがないので、表面的な「難しさ」しかしらないけれども、相当な難関であることは間違いないだろう。その先生が教える「勉強法」。といってもテクニックではなく、「考え方」を示唆してくれる。巷にあふれる「ハウツー」の中から自分にあったものをどう選ぶのか。どれが正解とは著者はいわないけれど、その選ぶ基準を教えてくれる。一言でいえば「自分にあったもの」というのがその答え。う~ん、深いんだか、結論の見出せない内容なのか、よくわからないけれども、「考え方」自体には共感できる。周りに踊らされて飛びつくよりも「継続」できるものが結果的にはよい、という、一方からみれば「あたりまえ」ではあるんだけど...
けれども少なくとも「結果」を出している、出し続けている先生の示唆である。そして司法試験合格から弁護士、それを捨てて教育の現場に飛び込んだ著者が「続けている」考え方である、ということは、つまり「継続は力なり」というものの正しさを伝えているなによりの証左であることはまちがいない。
さて、自分に置き換える。勉強することはその先に何があるのか、記憶することが目標ではもちろんないわけで、その先の到達点のために勉強をする、そのやり方を考える、その際に「到達点」を見失わない...正当であって進むフローではあるけれど、その流れの中にいると見失うことが多い。それを回避する「チェックポイント」のようなものが欲しい。「到達度」の実感なのかな。本を読むこともやはりその先にあるものが見えないと、「惰性」になってしまうよね。ただけしてマイナスにはならない、そんな思いでつづけているんだけれども。
司法試験という(自分からすれば)遠い世界の話かもしれないけれども、「勉強」という軸で考えた場合に、「近い」存在として実感できる本です。「継続」。これはこれからのテーマのひとつだわね...
選び抜く力 (角川oneテーマ21)
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