2010/09/21

「小さな」気づきあり。実行がポイント。


『脳に悪い7つの習慣』林成之
[13/159]BookOff
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

タイトルを見る限りはネガティブなイメージもあるが、内容は至って「前向き」。「悪い習慣を止めて、良くしていきましょう!」というポジティブな考え方の提案。「効率最重視でよいのか」とか「興味・関心が第一段階」といったどこかで聞いた話が多いのは事実で、この本で初めて!目からウロコ!は正直無い。無いけど、(これは著者の経歴などによる説得力、人間的な魅力だと思うけど)なんかできそうな、やってみようと思ってしまうような「何か」がある。その道の権威だけあって、「脳の働き」というか「性格」を、客観的に見て、「こういうやりかただったら脳を『使える』」といったサジェスチョンが多いことも一因かもしれない。
同じく「脳」を研究されている茂木先生の本もおもしろい。この本もおもしろい。自分でも気づかなかったけれど「脳」については、興味があるのかも。医学的なこと(A10神経群とか海馬とかの名称も含む)は、覚える気もないし、興味がないけど、たとえば「だいたい終わったあ」と思ってしまうと、脳が「終了モード」になってしまって、その後の効率が目に見えて落ちてくる、とか、それなりの経験から「そうか...」と思い当たることも少なくない。「脳の仕組みを理解して」という科学的アプローチは、ベースの知識にとどめておくとして、本書で得られた「ヒント」は活かしていきたい。これですべて解決!ではないけれど、前向きに考えることができるヒントは数多く存在するはず。
具体的には(些細なことかもしれないけど。また、既に「知識」としてあるはずかもしれなけが)
・「嫌だ」「疲れた」と愚痴を言う
・常に効率を考えている
・言われたことをコツコツやる
これらの「悪い」習慣は、意識的に変えてみよう。特に3つ目の「コツコツ」。これは逆説的な意味合いも含んでいると思われるが、
→達成めざして、一気にやりきる
→主体性をもって、取り組む
ことの大事さを説いている部分。コツコツやること自体が悪いわけではないが、どこかの時点で「ダラダラ」に化学変化するリスクもある、ということだと理解。これ、意識してみよう。
ベストセラーになるだけあって、読む価値は十分にあり。必ずしもベストセラー=(自分にとっての)良書ではないことは経験済みだけど、その意味では「あたり」でした。

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