2010/09/14
よくわからん...
『人を助けるとはどういうことか』エドガー・H・シャイン
[9/155]bk1
Amazon ★★★★
K-amazon ★★
何が書いてあるのか、さっぱりわからん...もともとが悪いのか、訳が悪いのか、自分の能力が原因なのか。原題Helping=支援を行うにあたり、支援する側(支援者)と支援される側(クライアント)との関係性の中で、支援者がどうあるべきか、どう関係作りをしていくべきかを説いていく...という内容...だと思う。よくいえば「学術的」、悪く言えば「学術的に見えるような難しい文調」というところだが、自分には内容はさっぱり理解できず、ストレートにアタマに入ってくる箇所はほとんどなかった。
「支援」を依頼する側はその時点で、位置づけがさがる(ワンダウン)ので、支援する側は誠意、敬意を以て支援に当たらなければならない。そうだね。ただ、これを「支援学」のような見方をしてもテクニックで解決することではないし、当然に支援者がかつて、あるいは今も「クライアント」でもあるわけだから、そこから自分で「策」を見出していかなきゃ、この本を読んでも得るところはないんじゃないかと思う。確かに自分では支援したつもりでも、相手にとって支援になったのか、余計なお世話なのか、またはその結果すらわからないことはある。ある、というか日常茶飯事だ。それを解決するヒントが(もしかしたら)見つかるのかな、って思ったけど、結果として「本を読んだところで見つかるようなものではない」というのがわかった。著者がいうように「信頼関係」が基礎にあること。これなくしては、「専門家」「医者」「プロセスコンサルティング」という本書に書かれているレベルには進めない。進んじゃいけない。それだけのこと。
あとがき(30ページもあるんだけど...)で、「本書をどんな人に読んでほしいか」という件があったのも、ちょっといただけない。結論として「どのような人にも」ということになっているんだけど、あとがきに書くようなことではないよね。
『反社会学講座』を読んだばかりなので余計そう思うのかもしれないけど、「社会学」っていったい何?っていう思いがより強くなるばかり。
高い本だったので、残念。「難しい」本はやっぱり避けようと思った。
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