『大人げない大人になれ』成毛眞
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K-amazon ★★★★
「話題」になっているので買った。読み始めるまで著者がマイクロソフトの元社長とは知らなかった...かなり大胆な切り口。タイトルが刺激的で、内容はそれについていかない本は山ほどあるけれども、この本はタイトルの方がおとなしい。
目標を設定する、時間管理とか、所謂ハウツー本によくあることを全面否定。そんな枠にとらわれたり、「時間管理」の本を読むこと自体が時間の無駄だ、とか。「痛快」ではある。そんな生き方、考え方が自分でできるのかどうか、は別として。
細かいことは別として(というか細かいことはあまり書いていない)、今の環境や閉塞感に苛まれる中で、意識すべきはこういうことではないかな、と思ったりも。小手先の「マネジメント」では何も変わらないかもしれない。「成功」るためには「成長」が必要で、そのためには「変化」が必要なんだろう。そのときに「考え方」を変える必要がある。
本書にもあるように、年齢とともに、「保守的」「悲観的」「独善的」になっていくのはある意味抗えようがないのかもしれないけど、「自分はそうではない」ではなくて「そうかもしれないから意識を強くする」方向で考えたい。変えないと面白くないもんね。
かなりスラスラ読めて、そういった意味では「薄い」感じは否めない。あと後日も1回読んでみようという気持ちも起こらない。ある程度は「娯楽」として読んでもいいのかも。一字一句追う必要は(まったく)ないし、イッキに読んじゃったほうが著者の「勢い」を感じられるのかもしれない。
見方を変えると、こーゆー大胆な人が社長になれるマイクロソフトって会社はやっぱり「面白い」会社なんだねえ。だから成功したのか、成功したからこういえるのか。そこは微妙ではあるけれども...
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