2010/03/03

よくわからなかった...


『マイナスのプラス』外山滋比古②
[3/34]AMAZON
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昨日「次に読む」本を鞄に入れるのを忘れ、帰りの電車で読むものが無い!状態で急遽買って読んだ本。ま、以前から(「思考の整理学」がよかったので)「お気に入り」登録はしていたので、いずれは読むつもりではいたのですが...
そーゆー環境で読み始めたから、というわけではないと思うが、正直なところ、何が書いてあるのかさっぱりわからなかった。前に読んだ「思考の整理学」が思いのほか(大学のセンセ、というところから妙な先入観があったことからのギャップ、かもしれないけど)良かったので、期待していたんだけど。
タイトルの意味は、例えば人生において「嫌なこと(マイナス)もあれば次によいこと(プラス)も巡ってくる」ということ。タイトルだけ見て、先日聞いた通販総研辻口先生の言葉「非効率の効率」が心に突き刺さっている自分としては、多少それにかぶらせるイメージを持っていた。
が、その内容は乏しく、また本全体を通しての流れもスムースでなく、したがって読みにくく、結果著者が言いたいことをキャッチできなかった。
試験に落ちる、とか、コンプレックスを抱える、とかそういった「マイナス」があってもそれをばねにすれば「プラス」の局面が訪れる(はず)、ということだと思うが、「コンプレックスをばねにして成功したAさんがいます」レベルしか伝わってこない。強いてあげてみれば...
「”どうせ”は、すべきことをしないですまそうとして、自分を欺くせりふである。いい加減な”どうせ”の判断は人生を小さくする。ぎりぎり最後まで努力すれば、新しい人生が開かれるかもしれない」
このあたりか。本書には書かれていないけれども、これも「”どうせ”を口に出すことの害」だろう。口から出たところからマイナスは始まってしまう。これは前向きな姿勢として、口にしない、考えない、考えても消す、というように捉えたい。

副題にある「反常識の人生論」はおおげさか。そこまで読み取れない自分の浅学なのか...

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