2010/03/25

やっぱりこーゆータイトルは...


『まずは、「つき合う人」を変えなさい!』山本亮
[14/45]AMAZON
Amazon ★★★★
K-amazon ★★

最近気になる自分のネットワークの「体積」。どうも貧乏性で以前の若かりし頃の生活圏から抜け出せない(贅沢できる身分にはなっていないけれども)。そんな中、「つき合う」までは行かないまでも、話をする相手、または自分の「日常」の幅、というのが気になっていることは確か。言葉は曖昧であるが「一流」に接することで自分の幅を広げられるような「気がする」。
そんな心理状態で惹かれたタイトル。「~なさい」系は打率が低い、ということもあったが、まずは一読。所謂「メンター」との出会い、その方法、そこから得られる自分の成長、さらには本、お金、そこから広がる自分=未来の自分への投資...

自分に置き換えながら読みすすめる。私にも2年前に出会った「メンター」が存在する。この方のおかげで自分がどのような影響をうけて、どのように変わったのか、そんなことを思い浮かべながら...メンターの存在は確かに自分を「変える」。どう変わっていくか、は自分次第だと思うけれど。実際にその方と話をするようになってから考え方も変わってきたし、またそこからネットワークが広がっていっている実感はある。つまり「つき合う人を変える」(広げる)ことによる「効果」は実感として持っている。
そんな私が読んでいると、納得できる部分が多く、「そうそう」が随所に感じられるのだが、それ以上がない。まったく。この本を読んでいる時間、その方と話をしていたほうが「効率的」であったかもしれない、とさえ思えてしまい...
おそらく、もし自分が今、本を書くとしたらこーゆー感じになるんだろうなあ、って思った。でもそれではいけないとも思った。「メンター」からいただいた刺激、「成長剤」を、今度は他の人に広げていく立場に少しでもなっているとしたら、これでは伝わらない感じが。もし今、自分に「メンター」がいなかったら、★がひとつ減るんだろうなあ。AMAZONでの書評が両極端にわかれているのもなんとなく納得できる。
確かにね、「つき合う人を変える」ことで自分は変わる。けど、無理やりに「変える」のか、気がついたら「変わっていたのか」それは異なる。自分は、(最近は意識しているけど)今のメンターに出会えたのは「メンターを見つけてやる!」と思ったからではなく、初めてお会いしてから「メンターであってほしい」「被メンターとして認めてもらうために自分を高めなければならない」という意識を持ち続けるなかで、今の関係性になりえたのだと思う。要は「自分」。あたりまえ、だけど。

著者はインターネットでビジネスをしている。さらに「セミリタイヤ」しているということだが...現在の年齢はわからないけれども、20代で「億」単位のビジネスを成功させた、っていうことは素晴らしいこと。この本からは感じられなかったけれども、それ相応のかなりの努力をされているはず。「つき合う人を変え」ただけではないだろうと思う。「同業」での成功は自分にとっても刺激にはなる。が、その分野での成功事例として「セカンドライフ進出」をあげているのは、ちょっとお笑い。「成功」か?しかも最近書かれた本なのに...

この本を読んだことで、改めて自分の「メンター」の存在を、そして「自分がメンターになるとしたら」ということを考えてみるきっかけにはなったかな。


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