2010/03/11

不思議な世界だが...


『ザ・シークレット』ロンダ・バーン
[7/38]Rakuten
Amazon ★★★★
K-amazon ★★★

単に「話題になっている」ということで読もうと思った。数日前に「引き寄せの法則」系の本を読んだときに、この本も(が?)「引き寄せの法則」を語っている本だと知った。ある程度の期待とある程度の疑い...
実際にも書かれているが、いわゆる「スピリチュアル」である。この言葉、どう捉えるか難しいのだけれど、個人的には、「スピリチュアル」それ自体は否定しない。そういう世界はあると思っている。が、それを語る人は
あまり信用していないのが本音。「いかがわしい」感じがどうしてもしてしまう。おそらくそれはその当人に直接会ったことがないからだろうけれども...

約300ページに及ぶ「大作」(私にとっては)ではあるけれども、結構繰り返しが多くてその内容は、
「こうなりたい。これが欲しい」ということを、『願う→信じる→受け取る(感じる)』
ということ。それによって、本気で信じて願望することは「宇宙」がそれを実現してくれる、と...

表現として、その「周波数」に合わせると、宇宙の周波数と同じレベルに達し、それをそのまま「宇宙」が届けてくれる、となる。これだけ読むと「?」な感じはする。これで遠ざかってしまう読み手も少なくないんじゃないかと思う。(実はあやうくそうなりかけた)
違う見方をしてみる。「願う。信じる。受け取る」は、すなわち「愛」であると。これは度々本書でも表現されていた。そして何よりも「感謝」することであると。これはすんなり受け入れられる。
今の自分の環境に対する「愛」、周りにいてくれる人=職場仲間、家族、友人への「愛」、これは少なからず意識していること。けど、「自分への愛」これについては意識していなかった。これがないと「宇宙」は自分へのネガティブなものを引き寄せてしまうと...う~ん、なんともいえないけど、「自分への愛」これが足りないことは確かか。

仕事上の話だけど、「従業員が幸せでないとお客さまが幸せになれない」というのは最近感じること。これは意識中。しかしながら「自分が幸せでないと従業員が幸せになれない」という、もう一段階前までは考えられなかった。そうなだんよねー。それが起点になるはずだよね。

少しでもネガティブであると「宇宙」はそれに反応して、さらに「ネガティブ」を引き寄せてしまう。だからそれは意識を改革すべし。わかる。わかるんだけどやり切れるのか(と思ってしまうこと自体がネガティブなんだけど)。

本気で「願い、信じ」ること。これによって実現に向けて意識が集中し、環境もそれに向かう。それは確かだと思う。そしてそのキーになるのは「感謝」。これは改めて意識したい。そして「自分への愛」。これは結構難しいけれども、そう、考えてみればこれが究極の目的だよね。
「宇宙」かどうかは別にして、まずは「感謝」を徹底したい。偽善ではなく、心からの感謝を。

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