『頭がいい人、悪い人の話し方』樋口裕一
[8/39]Bookoff
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なんとなく「人前」に立つ機会が出てき始めて、「話し方」って実は気になっている。ま、第一優先ではないのだけれど、それなりに「苦手」であることを自覚している自分としては、少しでもヒントがほしい。
そんな時にこの「タイトル」は惹かれるわなあ。ちょっとは期待してたけど...
40にわたって「こんな話し方はダメだ」の羅列。その中で、「えっ?そうなの?気をつけなきゃ...」というのは
ゼロでした。ゼロです。
自分のことしか話さない。知ったかぶりする。ケチばかりつける。
そりゃ、ダメな話し方でしょ。そんなのはこの本を読むまでもないよね。んで、各項目に「そんなタイプが周りにいる場合の対策」が書かれているんだけど、そこには「我慢する、耐える、無視する」ばかりで...
それって「対策」なん?なにかこの本からヒントはあるんかね?
とにかく。
全体的に、読んでいて楽しくない。これが一番よくない。なぜなら、40種類もの(実際はかなりかぶっている。)「ダメな話し方」を紹介している「だけ」であること。そして「愚かである」ともう100回以上書いてある。それでは読んでいて楽しいはずはない。「こういう話し方の人はアタマがよいイメージだ」という、ポジティブの方をベースにすれば、180度違うのにね。だから非常に読みづらい。だってヒントもなければ楽しくもない。
そして...もうひとつ。「根拠を言わずに決めつける」話からは、ダメだ&愚か者だ、という主張をしておきながら、数ページあとでは「こういう話し方をする人は社会的地位が低いだろうから~」って決め付けている。著者は文書指導のプロらしいけど、残念ながら、お金を払って読む内容ではない。ちなみに私は「105円」で買って、「見合う価値なし」という判断です。
200万部以上売れたって?だとしたら、今後の「ベストセラー」という広告文はまったく気にしないことにするしかないねー。
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