2009/12/26


[上司の心得](153/BookOff)

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K-amazon ★★

戦国武将や江戸時代の大名の「言葉」から、
リーダーたるはなんぞや
というのを見つけ出そう、という、この着眼点が面白くて、前から気になっていた。毎週行くBookOffでいつも同じ場所にある(売れてない...)のも気になってはいたが...

結論として、私としては、面白くなかった。現在の組織マネジメントにつなげるために「名言」をどう読み解いていくか、という最も重要なポイントが読み進めるにつれ薄れていって、なんとなく「名言集」になってしまっているような気がしてならない。現在とは比べ物にならず、それこそ「命」をかけてのリーダーたちの言葉だけに重みはあるんだけど、途中に「辞世の句」みたいのが挟まれていたりして、「それは本筋とちがうだろう...」と思うことしばしば。一応「テーマ別」にはなっているけれども、なんだかその通りにくくられているのかもあやしい。
歴史好きの方が読み物として読むのはいいかもしれないけど、「ビジネス本」としてはいただけないかな。これだけ読んで「戦国時代のリーダーも、部下をマネジメントするために色々考えていたんだなあ」という感想を持っても、それだけでは先に進めないし。少なくとも「この武将の生き様を深く読んで見たいなあ」と思うような動機付けもなかった。残念なり。

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