2009/12/23


[1日10分!「おもてなし」ミーティングがあなたのチームを強くする](151/BookOff)
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赤字続きの小さな旅館が見事に再生、成功した要因のひとつは、スタッフの意識の変革であった。それを変えていったのは、毎日実施されている「ショートミーティング」だった...?という内容で、これだけみると(=本の紹介だけみると)どこでもあるような、よくある本といった感じ。でも名称こそ違うけど(「ショートミーティング」とは呼んでいない)毎日「話し合い」の場を持とう、と決めて少しずつ実行している身の私自身には興味をある内容だった。
何よりも「始めること」が最大の壁であり、次は「続けること」。これは言われるまでもない、とは思っていたが、実際に始めたはいいけど、「続ける」ことに実は今「壁」を感じていたりする。この本のカバーに書かれていた文言(本文には出てこなかったような)が、今後「支え」になりそうな気がする。

20回で壁にぶつかり
50回で「文化」ができ
150回で現場が自発的に動き始め
300回で最強のチームができあがる。

ふんばりどころだな。がんばろう、フン!

さて、この「なかや旅館」では、リッツカールトンの「クレド」を参考にした「なかやの礎」なるテキスト=「経営理念」を用いて、ミーティングを運用している。そして著者である社長は、人間関係を非常に重要視されていて、「リーダーとメンバー」だけでなく「メンバー間」の風通しも重要で、チーム全体の「仲間意識」がすなわちお客さまへの「おもてなし」に自然と表われていく...という考えである。 ある意味、共感。社内、部内の「歪み」は、なんらかの形でお客様側から「わかって」しまう、というのは感覚的には理解。で、メンバー全員が「理念」を共感できて、仲良く仕事できれば、それはもちろん理想ではあるけれど...どうも現実、それは(もちろんそれを目指していてあきらめるわけではないけど)困難であるようだ。少なくとも私の職場では。リーダーのレベルの低さもあるけど、人間関係、そう簡単ではないし、アタマと感情は、これまた違ったりするし。まあ、そんな話はこの本の本筋ではないので...
この本から2つだけ「取り込めた」ことをあげてみる。
1.ミーティングで大事なことは継続すること
2.ミーティングと現場との一貫性をもつ
2つめ。ミーティングで掲げた「理念」と、実際のリーダーの行動が逆方向であったら、ミーティングの重みは軽くなってしまう。この一貫性は、人のウエにたつ場合には必要不可欠だろうね。この「一貫性」を持っていなくて素敵な上司、ってのは今まで会ったことないね、確かに。 こんな文書も。「リーダーは常に、メンバーからどう見られているか、を意識すべし」やべ、私の行動と言動はあっているのか?おそらくそれには「目標」だったり「夢」だったりを、少なくとも自分でどれくらい強く持てるか、ってのにかかわってくる気がする。うん、改めて考えてみよう。
ある意味で、今の自分のおかれた立場と遠からず(なかや旅館のメンバーは14名)、そんな「近い」意識を持って読むと面白い部分もあったり。所謂この手の本を書きなれた著者ではないから、素直な現場の「言葉」もよいね。

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