2009/12/08


[人を自在に動かす魔法のひと言](143/BookOff)

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K-amazon ★★★

著者の中島孝司さんの名前を最近多く目にしていて(他の本の中で紹介されていたり、BookOffの棚で見かけたり)、興味を持っていた。実際に何を軸として活躍されている方なのかわからないけど(ベストセラー作家なのかもわからない)とにかく1冊読んで見ることに。

言葉、というポイントで他人または自分を動かす事例を挙げている。この手の本は実は読んでいなくはないけど、大抵「つまらない」のが多い。この本については「自分への問いかけ」としての言葉、逆に使ってはいけない言葉、が1章与えられていて、そんな切り口が目新しい感じ。

”言葉のツール”として例示されているものは、特別目新しいものは、ない。挨拶であるとか感謝であるとか、あたりまえだけどあたりまえに使えていないもの。”ツール”の紹介ではあるけれども、本質的にはコミュニケーションだったり、(相手に対する)リスペクトだったり、というのもよくある本と同じ。

「使ってはいけない」言葉の中でいくつか。
・忙しい(=私はできない人間です)
・無理です(=私は頭を使っていません)
・かなりいいです(=私は数字が読めない人間です)
・仕方がない(=私はできないことを受け入れる人間です)

わかっちゃいるけど、できていないところもあり。これ、結構面白い視点だった。意識して「使わない」ようにしようと誓ったりした。こういうところから(少しでも)ヒントを得られるのが本のいいところ。

著者のHPを見て、実は大学の先輩だったことが判明。直感的な親近感はそこから来ているのか...?

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