2009/12/24


[仕事はストーリーで動かそう](152/AMAZON)

Amazon ★★★★
K-amazon ★★★★

現状の仕事の「成果」が以前のような「右肩上がり」から「踊り場」になってきて、自分の得意とする(と思っている)ロジカルな戦略についての限界が見えてきて...という流れの中で、なんとかこの閉塞感を打破すべし、と新たな切り口を探しているときに、このタイトルに惹かれた。
そして実は先週、とある「公の席」で、
「来年のキーワードは”ストーリー”である!」
と発言したばかり。そんなタイミングで読み始めたが、
「まさに、これ!今必要なのはこの考え方!」
というインパクト。自分自身のアタマの切り替えもそう、商品を売る、という行為においてもそう、チームを率いる立場としてもそう。すごく大事なことが書かれていて、「方向を少し変えていかねば」という環境の今、見事に「出会った」本である。
実は自分自身の中では、「ストーリー」的な(この本に書かれている)考え方は持っていなくはない。でもそれって、「今はダメでも将来振り返ってみたときに、起承「転」結、部分になっているんじゃないかな、なっているはず、いやなってる!」っていう程度だったりする。けど、お客様に対する行為に関しては、これまでどおり、広告代理店がいう「セオリー」に囚われすぎていた。それではいけない、とどこかで思いつつも「変える」行為を実際にやろうとしていたか?疑問である。
ここに書かれているのは、大枠であってヒントであって、直接的な解決策ではない。即ち今日からすぐに実行できる、変革できることではない。でももっと大事な「考え方を変える」という点では効果絶大。これを現在の環境にアレンジして...なんだかワクワクするほど、面白くなってきた。
「ストーリーの構成」として紹介されている、
「つかむ」
「揺らす」
「満足させる」
これ、なんとなく実感。ただし「消費者として」。またボルビックやアディダスのCM事例も同じく「消費者として」実感できる。今度は立場を変えて実現していかねばならない。この本にも書かれているけど、まずは「自分のストーリー」をもう一度棚卸し、することかな。トライしてみよう。

幸いにも、(自分が持っていない分)「技術」に優れたメンバーは周りにたくさんいてくれている。彼らとの関係性を強化して「ストーリー」を作っていくためにも、やっぱり「ゴール」を共有しなきゃ、だね。

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