2009/12/17


[チーズはどこへ消えた?](149/BookOff)

Amazon ★★★
K-amazon ★★★★

話題作、ベストセラー...もう9年前の本になってしまった(早いね)。今さら、だけど読んでみた。おおよその筋は耳に入ってきていたのだけれど、シンプルな中にも本質が見え隠れしているようで、「深み」を感じたね。
「変化」することを怖れず、「変化」することを前向きに考え、「変化」すべきタイミングを捉え、自ら「変化」を起こしていく。
簡単なようでいて出来ないこと。そういう意識を持っていると、こーゆー「婉曲」に指摘されると、ドキっとするものだ。現状にしがみついている限り(良くも悪くも)何も起きない。考えているだけでは何も変わらない。思い切って「変わることの恐怖を超えて」行動してみる。
本書に登場する4人(?)の登場人物の中で、1人がその「壁」を越えて行動する。1人は頑なにしがみつく。はたから見ていると「なんで彼は行動しないんだ?なにを怖がってる?」って思えちゃう。実際に自分はどうだ?ってのを棚にあげて。そうなんだよね。動けばいいんだよね。考えすぎちゃってその場にとどまるよりは、シンプルに「動く」。それだけのこと。
こーゆー「自分で考えてみたらかなり深い」って類の本が最近面白いな。「コンサル本」よりもずっといい。反面、ちょっと思ったのが、自分の中で「変わらなきゃいけない」っていう意識が(潜在か顕在か別にして)ある。そういう意識で読んだから、自分で咀嚼、解釈することはできるけど、そもそも「なんで変わる必要が?」っていう意識の人にはどう映るんだろう?なんとなくAMAZONレビューが両端に振れているのはそのあたりなのかな。そういうひとには本の価格に見合う価値はないかもしれない。
短くて、物語風で、「小学生にも読めるような」というフレコミだったけど、若干読みにくかった。翻訳本である限界かもしれない。そこが惜しい。

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