2011/06/21

異性のことはハードルが高い...

「女性を活かす」会社の法則
「女性を活かす」会社の法則
  • 発売日: 2007/06
『「女性を活かす」会社の法則』植田寿乃
[13/116]Library
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆

幸か不幸か、これまで就業した職場において、いわゆる「男女格差」を感じたことはない。男性である自分が感じていないだけかもしれないけれども、比較的女性が多い職場が多いので(半々くらい)、特にそういう意識もしていなかった。世間には、「古い」企業が代表されるように(かもしれないが)いわゆる「男社会」がまかり通っているような...正直、その「体質」を前提に書かれた本書の内容に対して、個人的には、「まだこんなことを言っている本があるんだ...」くらいの感覚。
著者は、性差を理由にした差別をなくすために、会社の風土も含めて、トップ、管理職、そして女性社員自信も意識を変えなくてはならない、という。一度そのような風土になってしまったら、変えるのは大変なんだろうなあ。じゃあ、自分がこれまで働いてきた職場はなぜそのような風土がなかったんだろう...先鋭的なトップだったから?違うなあ、特にそんな気はしない。少人数の会社が多かったせいかもしれないけれど、社会の流れに沿って自然にそうなった、あるいは、それを超える(無視する)ような強権的な主導者が存在しなかったから、なのかもしれない。でも、それでいいんだと思う。
多少なりとも、「男は会社、女は家庭」という意識は自分にもある。それは自分がそういう家に生まれて育ったことに大きな要因があるかと思う。でも、そんな自分でも、仕事ができる人は、男女の差を意識して「すごい」と思ったことはない。「女性にしてはできるね」なんて意識はないんだよね。結局は、性別よりも「人として」どうか、って考えるから。きっとそうなんだよね。そういう意識って「昔の人」にはなかったんだろうかね。
制度がどうとか、メンターあるいはロールモデルが必要だとか、少々「女性を活かす」とは別の視点があって、自分が求めているものとは違う方向だった。男女の区別なく仕事ができる人はできる、仕事をしたい人はする、という「王道」を説きながら、「でも男性の部下と同じように扱ってはならぬ」ということろで、ちょっと引いてしまいました。もちろん、結婚、出産によって多くの役割を担う女性という立場はあるけれども、男性だって、結婚、子ども、という局面は同じ。そりゃあ、「力仕事」という点では異なるだろうけれども、少なくとも職場で仕事をするにあたっての「責任」という点では男女を区別するようなリーダーにはなりたいと思わない。女性に言ってはならないことは、男性にだって同じ。
そのあたりが、「あー、この人も女性だしなあ」って思ってしまう、という悪循環。でも男性が女性を語っても、今度は女性側から「わかってないなあ」って思われるだろうしね。この手の本は難しいね。単に「チームビルディング」の意識で、男女隔てなく接する、これが一番いいのかもしれない。

【ことば】...女性を活かす組織で成功している...女性を活かすといった取り組みを意識する必要もなくなり、当たり前のごとく女性も男性も活き活き働き続ける職場になったときこそ...

まさしくその通りだと思います。せっかく冒頭でこんなにいい言葉を発してくれているだけに、本文を読み進めていく中で、「女性は特別」的な内容が散見されたのが、どうにも....

「女性を活かす」会社の法則

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