2011/06/16

「人」を知ること、から(改めて)始めましょう

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)
仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)
  • 発売日: 2010/03/12
  • 売上ランキング: 11800
『朝イチでメールは読むな』酒巻久
[10/113]BookOff
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★★☆

副題(本題?)に、『仕事ができる人に変わる41の習慣』とあります。伝達手段としてのメールをどう使うか、っていうのは本筋の一部であって、内容は「変わる41の習慣」について、です。キヤノン、キヤノン電子で経営に携わっている著者の仕事術。(拙い)経験値から「~するな」系のタイトルが付いている本はつならないことが多いのだけれど、この本は違いましたね。
キヤノンという機械系の会社ではありますけれど(それゆえ、なのかも)、「仕事は『人を知ること』」を主軸に置きます。効率改善も、取引先との関係(交渉)も、すべて基本が「人」というところにあるので、技術、テクニックでどうこう、という話ではなくて、「人との関係性」を改善することに主眼を置きます。なので、全編にわたり軸が貫かれていて、ぶれることなく、読みやすい。アタマに入りやすいですね。
多少は、「処世術」的なテーマもありますが、「困っている人は助ける、人を裏切らない、手柄を独り占めにしない」という基本がベースにありますので、安心します。「この人は結局何を言いたいのだろう」ということがありません。
そして、この世代(の成功者)に多いことですが、「ワークライフバランス」否定派です。これは自分も同意するところなのですが、特に職責があがるにつれて、「仕事」の度合いを増やすべし、すなわち「ワークライフアンバランス」を推奨しています。現実的にはそうだと思う。バランスを取っている若い人にも違和感を感じるし、(自分の)バランスを重視する上司にも良いイメージは結ばない。これが日本人として生まれ持った感覚なのかもしれないけれど、それはそれで悪いことではないと思うよ。具体的には、「上司は一番早く来て一番遅く帰る」など、高いハードルはありますけれどね...
あと、読書の大事さ、という点ももちろん同意です。付け加えるとすれば、読書も「漢方」のように継続することでジワジワ効いてくる、っていうのが自分の実感ですけれどね。著者が成長のための一番の要素として挙げている「素直さ」について、要は、今の自分に満足しない、という感覚を持てば、読書を始め、いろいろなアンテナを常に尖らせておくことで、有益な情報が得られ、その「有益さ」に気づく力も養われるものだと思う。そういう意味での「読書」ですね。好奇心や、人とのつながり、これも「素直さ」がポイントになってくる。ここから「人を知る」ことでビジネスにも「漢方的に」効いてくるんだろうなあ。
実現できるかわからないけれども、職場でトライしてみたいヒントも得られました。ご勤務されている企業から、多少「古い」組織論の記述も見られますが、「できる人に変わる」ヒントは見つけれらるはずです。何より大切なのは、「人」ですね。これが揺るがない根本。

【ことば】一番の理想は「権力(ポスト)ではなく権威(実力)で仕事ができる人」になることであり...

自分は「権力」に依存してはいないが(つもりはないが)、努力しないとけして手に入らない「実力」をつけない限り、部下だって上司だって、お客様だって、ついてきてくれません。精進。

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)

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