2011/06/03

シンプルで...いまひとつシックリきません...

「原因」と「結果」の法則
「原因」と「結果」の法則
  • 発売日: 2003/04
『原因と結果の法則』ジェームス・アレン
[3/106]RakutenB
Amazon ★★★★☆
K-amazon ★★★☆☆

1902年に書かれ、その後のすべての自己啓発書の原典とも言われる書。バイブルとしてとらえている読者も相当いるような...自分にとってはそれがつかみきれませんでした。本書で語られていることは、
「すべての自分に起きている事項は(環境も含めて)自分の内側からの『思い』に起因するものである。正しい思いがあれば、環境もそれに引き寄せられる」
ということで、それをいろいろな事柄-「成功」とか「健康」とか「幸せ」とか-に当てはめて、成功するには、健康になるためには、幸せになるためには、清く正しい自分でいましょー、ということです。うーん、確かに「原典」っぽい感じではありますね。古い書であることもあるかもしれないけれど、とても読みにくいんですね。オリジナルに忠実に訳していただいているから、であると思うのですが、「通勤読み」ではアタマに入ってこないんですね。あ、人のせいにしては「幸せ」は引き寄せられないんでしたか...
「穏やかな心」これが必要です。一時的な成功を手にしても、不幸せである人間はたくさんいます。彼らは「穏やかな心」をもって行動していないから。邪悪な心が入ってしまった時点で、「そういう」結果が導かれます。これは当然のことです。だから、清らかな心を持ちましょう...文字で書いてしまうとちょっと怖い。言われていることは確かにそうなんです。でも、同じようなことを、「邪悪な心を隠して」言う人たちがたくさんいるから。彼ら本人が不幸な結果を導くのは一向に構いませんが...
ちょっと自分の心が未熟なようで、そういううがった見方をどうしてもしてしまいました。それではいけない、ということが書いてあるんですけれどね。その域を乗り越えていかねばならないのでしょう、きっと。40年以上も生きていると、なんとなく「環境」を引き寄せている、と感じる場面に遭遇することは、あります。その時に、「やっぱり、清い心でいたからさ!」って浮かれてはいけないんですよね。「幸せ」を考える、考え続けることかなあ、ってシンプルに、自分なりにまとめてみました。
レビューに書かれているような「開眼」には至りませんでした。これも多く書かれているようですが、時間が経ってから読み返すと「味」が出てくるんでしょうかね。今の時点ではそれに期待をしておきます。

【ことば】私たちの思いは、目標と勇敢に結びついたとき、創造のパワーになります。

目標を達成するには、「自分はそれを達成できる」という信念が必要。その前提として、思いと目標を結びつけることが必要です...よく目にするフレーズですが、事物的なものにせよ精神的なものにせよ、「夢」を持つことが大事ですね。揺るがない「夢」を。

「原因」と「結果」の法則

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